1: 2020/04/25(土) 19:19:43.98
「ナカタが入ったことでより…」

2001年5月6日に行なわれたセリエA第29節のユベントス対ローマは、日本のサッカーファンにとっても忘れられない伝説の一戦だ。

首位ローマと勝点6差の2位ユベントスとの直接対決は、スクデット(優勝)の行方を左右する天王山だった。この試合で大きな仕事を成し遂げたのが、元日本代表の中田英寿だ。

2点ビハインドで迎えた60分、ローマのエースであるフランチェスコ・トッティとの交代でピッチに立った中田は、79分に中盤でボールを奪うと右足を一振り。
強烈なミドルシュートでネットを揺らす。さらにアディショナルタイムにも、再び中田がペナルティーエリア外からミドルシュートを放つと、GKエドウィン・ファン・デル・サールが弾いたところをヴィンチェンツォ・モンテッラが押し込んだのだ。

敗色濃厚だった一戦で土壇場にポイントをもぎ取ったローマは、そのまま首位を保って逃げ切り。18年ぶり通算3度目となる優勝を果たした。

出場機会に恵まれず、不本意なシーズンを過ごしていた中田だが、この頂上決戦での活躍でスクデットへの貢献度を高く評価されている。

では、ロマニスタの絶対的なアイドルだったトッティは、中田との交代をファビオ・カペッロ監督に命じられ、何を思っていたのだろうか。

ローマ専門サイト『frozaroma.it』によると、インフルエンサーとのインスタグラムでの対談で、トッティは、「(交代は)間違いじゃないかと思ったよ。0-2で負けていて、
試合をひっくり返さなきゃいけなかったしね。でも、あの交代からすべてが変わった」と話している。

「中田が入って、ゴールを決めて、同点につながるシュートを放った。交代が大当たりしたんだ。事前にそうなると分かっていたら、前半が終わった時に交代していたよ。いや、出場すらしなかったさ」

さらに、“カルチョの偉大なる王子”は、「あの流れでは悶々としてもおかしくない。スクデットがかかった、あれほど大事な試合で交代させられるんだからね」と続けた。

「最後は交代がすごく当たった。あの状況では自分のことではなく、チームのことを考えるものだ。その時は悶々とするかもしれないけど、過ぎ去るものだよ。ナカタが入ってからより、
自分がいた時のほうがチームは苦しんでいた。カペッロが正しいタイミングで理解し、変えたんだ。拍手するしかない」

大一番で交代させられた悔しさをにじませながらも、中田の功績やカペッロ采配が奏功したことも認めたトッティ。悲願のスクデットを手にしたことで、屈辱も二の次とできたのかもしれない。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200425-00010002-sdigestw-socc
4/25(土) 6:11配信

https://www.youtube.com/watch?v=64saZjxuWjs


【中田英寿プレー集】中田が伝説となったゴール | ローマ編

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