1: 2020/12/11(金) 19:36:19.09 _USER9
<アジア・チャンピオンズリーグ(ACL):神戸1(7PK6)1水原>◇10日◇準々決勝◇カタール・アルジャヌーブ

【写真】勝利を喜び合うイニエスタ(ロイター)

初出場のヴィッセル神戸が、水原(韓国)との死闘を制してベスト4に進んだ。1-1で120分間でも決着がつかず突入したPK戦は、神戸の全選手が成功させて7-6と激勝。

故障を抱えた主将MFイニエスタ(36)は延長後半途中から強行出場し、PK戦の1人目で成功させた。だが満足に走れない状態で、13日の蔚山(韓国)との準決勝は出場が難しいとみられ、悲願のアジア制覇へ暗雲が漂った。

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払った代償は大きいかもしれない。PK戦の1番手で臨んだイニエスタは、相手GKの裏をかくようにゴール中央へ決めた。その直後、苦悶(くもん)の表情を浮かべ、右太ももに手をあてる姿があった。7日の上海上港戦で負傷した部位は予想以上に深刻だった。

中2日のこの日、実際に主将は先発を外れた。延長後半8分に途中投入されたが、満足に走れない。球に触れたのは1、2度だけ。それでも三浦監督は、強行出場に踏み切った。

「彼は主将であり、誰からもリスペクトされる存在。プレーに関与する回数はすごく少なかったが、彼がいることで相手が守勢になった。PK戦は1番手として我々の主将が決めるということが、間違いなく勝利につながった」

PK戦でのシュート力を期待され、さらに仲間の闘志に火をつけるための投入だった。今大会2得点のイニエスタも「日程は厳しいが、どの試合もプレーしたい」と、以前から遠慮無用の采配を望んでいた。

準々決勝から導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で、前半38分に相手は一発退場となり、それで得た直接FKをFW古橋が同点弾とした。その後は数的優位に立ちながら勝ち越せず、MF山口は「守りを固められた時に、どうやって点を取るか課題が残った」。再び中2日で挑む準決勝で、イニエスタの出場は難しいとみられる。カリスマがいないピッチで神戸の真価が問われる。【横田和幸】

○…両軍ともに6人目まで成功したPK戦。先蹴りの水原は7人目が初めて失敗し、直後にFW藤本が成功させて熱戦にケリをつけた。藤本は「これまでチームに貢献できていなかった分、非常にうれしい」と喜ぶ。クラブの悲願だったアジアNO・1まであと2勝。FW古橋は「力の120%を出せば必ず勝てる」と自信を見せていた。

12/11(金) 18:30 日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/aee52da175ead1c6ab2c695b488303f7ce11150a

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