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1: 2020/03/08(日) 21:04:08.21
 いまや、欧州フットボールシーンにおける“時のひと”と表現してもおかしくないだろう。ボルシア・ドルトムントの若きストライカー、アーリング・ハーランドだ。

 19歳にしてノルウェー代表でも頭角を現す新進気鋭は、この冬にレッドブル・ザルツブルクからドルトムントへ電撃移籍。すると即座にゴールラッシュを決め込み、世界を感嘆させる。なんとここまで公式戦9試合で12ゴールを叩き出しているのだ。

 とりわけ圧巻だったのは、2月18日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第1レグ、ホームでのパリ・サンジェルマン戦だ。ドルトムントが2-1で勝利した一戦で全得点を挙げたのがハーランドだった。1点目は高い身体能力を発揮してこぼれ球を押し込み、2点目は豪快な左足のミドルシュートをゲット。観る者の度肝を抜いた。

 その1点目のあとにハーランドが披露したのが、ピッチ上で胡坐をかいて指を結ぶ“禅”のポーズだ。欧州メディアがこぞって面白おかしく取り上げて話題を呼んだが、今回選手本人がブラジルのテレビ局『Esporte Interativo』の取材に応じ、パフォーマンスへの想いを手短に明かした。

 ワンダーボーイは「僕は本当に瞑想が好きなんだ」と切り出すと、「瞑想は僕に穏やかさと静けさを運んでくれる。これはとても大事なこと。だから時々ゴールを決めたあと、あのポーズをするんだ」と、年齢に似つかわしくない冷静な口調で続けた。

 さらにインタビューでは憧れの選手についても言及し、「もちろんスウォンジー時代に活躍したミチュは幼かった頃のアイドルのひとり。あとはやっぱりクリスチアーノ・ロナウドだね。彼がこの10年で成し遂げた偉業は本当に素晴らしい」と絶賛。「いまはいろんなストライカーのプレーをチェックしているよ。僕もそのひとりなんだけどね」と茶目っ気たっぷりに語った。

 そして、新天地ドルトムントで大仕事ができるはずだと信じている。

「ここに来て、ドルトムントがどれだけ質の高いチームであるかがよく分かった。僕たちが本領を発揮できれば、倒せない相手なんていないと思うよ」

 早くも夏の移籍市場に向けて、複数のメガクラブがメガオファーを用意しているようだが、ハーランドは少なくとも来シーズンいっぱいまではドルトムントでプレーする意向だ。推定市場価格が一気に6000万ユーロ(約75億円)にまで跳ね上がったライジングスター。今シーズンの終盤戦、まだまだひとつもふたつも、ビッグバウトで名場面を提供してくれそうだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200307-00010000-sdigestw-socc