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1: 2018/09/26(水) 10:44:10.57 _USER9
9/26(水) 10:24配信
琉球新報

 沖縄県内にあったサッカークラブに所属していた女性(25)が、コーチの男性(45)から約5年間にわたり継続的に暴行や脅迫を加えられた上、借金を強要されたとして、男性に対して損害賠償請求訴訟を起こし、6月に勝訴していたことが25日までに、分かった。女性は16歳のころから男性と交際を始め、その間、暴力と暴言で生活全般を支配されたとしている。識者は「コーチと選手という上下関係を利用した典型的なデートDVだ」と指摘した。


 男性は日本サッカー協会のライセンスを持つ指導者。女性は小学6年生のときにこの男性が代表兼コーチを務めるサッカークラブに入り、高校入学後の16歳のころに交際が始まった。

 初めて暴力を振るわれたのは交際から1カ月たったころ。男性宅に通うようになった女性は、米の炊き方が悪いと玄関に突き飛ばされた。暴力は次第にエスカレートし、逃走できないように裸にされ、口にタオルを詰められたまま殴られることもあった。

 当時、体のあざなどを不審に思った家族が児童相談所に相談し、女性は一時保護された。しかし女性は、男性との交際や暴力を振るわれていることを話すことはなく、その一方で男性は、女性が児相に保護されたのは、家族が暴力を振るっているからと周囲に吹聴したという。

 高校卒業後には、男性に命じられて複数の消費者金融などから借金を重ねた。21歳の時、支援者から長時間の説得を受けて県外へ逃れ、男性の下を離れた。

 女性が2015年に提訴した訴訟では、男性側が女性側の主張を全面的に否認し最高裁まで争われた。最高裁は今年6月に男性側の上告を棄却。女性の経済的損害を計216万円と認定し、暴力や暴言などへの慰謝料も合わせて計566万円の支払いを命じた高裁判決が確定した。

 男性は取材に対し「客観的な証拠がないのにもかかわらず、原告側の言い分のみを採用した判決で納得がいかない。暴力は振るっておらず、非常に残念な判決だ」と述べた。

 DV事案に詳しいみえばしクリニックの長崎文江医師(精神科)は「未成年は大人に比べて支配されやすい。誰でも同じような環境に陥れば被害に遭う可能性はある。子どものうちから何が危険で何が暴力か、人を尊重することとは何かなどを教育することが必要だ」と話した。


◆続く暴力に“まひ”/被害女性、今も借金返済

 サッカーコーチの男性(45)に対して損害賠償請求訴訟を起こし、勝訴した女性(25)が本紙の取材に応じ、暴力と暴言で支配されていた過去を語った。今も男性から強要された借金の返済に追われる日々を過ごす。女性は「当時は自分で物事を判断できていると思っていたが、今思い返すと恐怖に支配されていた」と振り返る。

 女性によると、男性はサッカークラブの部員に対し、技術だけでなく私生活についても厳しく指導した。「何でも教えてくれる父親みたいな感覚だった」という。サッカーに人生を懸けていたという女性が高校生の頃、選手生命が危うくなるほどの大けがを負うと、親身になってくれたのが男性だった。それから心を許すようになり、程なく交際が始まった。

 米の炊き方が悪いとして初めて暴力を受けてから、女性は自ら反省点をノートにまとめるようになった。当時を振り返り、「暴力の後は優しくなった。自分が悪いから怒られる。直そうと思った」と話す。それでも暴力が激しくなると、情緒が不安定になり、殴られることに抵抗がなくなった。「ただ、暴力が終わるのを待つようになった」

 女性は今回、「自分のような目に遭う子どもが出てきてほしくない」との思いで取材に応じた。現在も男性の存在におびえて沖縄には帰れず、県外で働きながら借金の返済に追われている。現時点で男性から慰謝料などはまだ振り込まれていない。「このまま働いてお金を返すか、自己破産をしないといけないのか。どうすればいいのか…」と途方に暮れている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000009-ryu-oki