1: Egg ★ 2019/12/01(日) 12:15:46.36 ID:BpVSA88l9
最終節は早い時間帯に先制したい
no title


あと1点が遠かった。浦和とのホーム最終戦、FC東京は1-1で引き分けるのが精いっぱいで勝点1を得るにとどまった。この結果、同日に川崎を下した首位・横浜と勝点3差となり、逆転優勝の条件は最終節の試合──横浜との直接対決で4点差以上の勝利になった。

 浦和に勝っていれば横浜と勝点1差で最終節を迎えられただけに、ホーム最終戦での引き分けは結果的に痛恨。しかも、その浦和戦でFC東京の”ダブルエンジン“であるD・オリヴェイラと永井が負傷交代、警告を受けた右サイドバックの室屋が次節出場停止と、まさに絶体絶命である。

 それを誰よりも理解しているのは、監督であり、選手たちだ。それでも、ホーム最終戦のセレモニーでキャプテンの東は言った。「諦めてない」と。長谷川監督も言った。「横浜で喜びを分かち合いましょう」と。

 希望がないわけではない。奇跡を起こすにはまず、早い時間帯に先制したいところだ。終盤戦の横浜は前半のうちに先手を取って試合の主導権をグッと手繰り寄せている。ならば、その必勝法をFC東京が実践すればいい。理想を言えば開始10分以内にゴールを奪って、一種の違和感を与える。そして前半のうちに2-0とできれば逆転優勝への可能性は膨らむ。

 大事なのは、横浜に「守らなければ」という意識を植え付けることだ。攻撃サッカーで押し切ってきた横浜が受け身に回ればおそらく自滅する。その自滅を狙う以外に勝機は見出せない。
 
 では、ゴールを狙ううえで最大のキーマンは誰なのか。ひとり挙げるなら、三田だろう。D・オリヴェイラと永井の出場が不透明な現状では、セットプレーに頼るしかないのではないだろうか。そのキッカーとして三田がどうチャンスを作り出すかは最大の見どころとなるはずである。

 もっとも、より神経を使うべきは守備面かもしれない。破壊力抜群の横浜の攻撃陣を抑えるには、室屋不在のサイドバックの奮闘がひとつの鍵。最終節は左サイドバックが本職の小川を右に回して、左にオ・ジェソクを起用という手も考えられるが、いずれにしても、1点取られた時点で終戦というムードになる可能性はある。

 いくらゴールが欲しいからといって、オープンな戦いを挑むのは危険。これまでどおり、ファストブレイクが基盤のサッカーでブレずに戦いたい。湘南戦の森重の同点ゴール、そして浦和戦の田川の同点弾がどう活きてくるか。泣いても笑っても今季最後の試合。FC東京には集大成とも言うべきゲームを披露してもらいたい

12/1(日) 9:14配信