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1: 2020/08/25(火) 20:30:57.64 _USER9
 Jリーグは21日、29日に予定されていた湘南対鳥栖(BMWス)を延期すると発表した。新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した鳥栖が25日まで活動休止しており、十分な準備ができないと判断。9月5日の横浜C戦(駅スタ)から開催できる見通し。また厚生労働省のクラスター対策班の疫学調査では、感染拡大の原因とみられる行動も判明。リーグのガイドラインでは明記されていない点も指摘を受けるなど、感染対策の見直しが急務となった。

 鳥栖のクラスターによる影響はまだ続きそうだ。15日のG大阪戦からリーグ戦3試合を延期していたが、29日の湘南戦の延期も決定。21日にオンラインで会見した原博実副理事長(61)は「選手のコンディション、フットボールの観点からシミュレーションした結果、29日の再開は難しいと判断した」と説明。代替日は未定だが、4試合は中止ではなく開催する方針だ。

 10日に感染が発覚した金明輝監督(39)をはじめ計12人が感染し、Jリーグで初のクラスターとなった。保健所の指示により、アカデミーを含むクラブ全体が25日まで活動を休止している。リーグが17日に選手、スタッフ、職員、同居家族の計123人を対象に臨時で実施したPCR検査では全員が陰性。24日の検査で陰性が確認できれば、26日から練習を開始する予定だ。原副理事長は「9月5日(横浜C戦)は順調に練習できればいけると思います」と見通しを示した。

 今回のクラスターの全容も見えてきた。16日から厚労省のクラスター対策班が4日間の疫学調査を行い、クラブハウスの視察や選手らへのアンケートを実施。19日にリーグとクラブが受けた提言の中で、1日のF東京戦(味スタ)で都内に遠征した際に感染した可能性が高いと指摘された。

 一方、ガイドラインを順守していない事例が明らかになり、感染拡大の要因になった。スタッフルームでのマスクなしでの会話やビュッフェスタイルの食堂でのトングの共有、さらには家族以外との会食もあったという。

 また今季から前半と後半に1回ずつ設けられている飲水タイムでのマスクなしの指示出しも、危険性が高いと指摘を受けた。リーグの藤村昇司特命担当部長は「飲水タイムの指示はガイドラインで漏れているところ。対策班から指摘してもらった点は早期に全クラブで共有し、安全性の高い方へ進んできたい」と話した。ガイドラインの修正をはじめ、よりいっそうの感染対策が求められる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b5ba3832529cdd3c6b272055389dfa36123c405a