1: 2020/05/13(水) 07:19:20.59
2021年3月9日から23日に予定されていたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が、新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱で延期されることが濃厚になった。『ESPN』が報じている。

2009年以降、4年に1度のペースで開催されていたWBCだが、今年3月に予定されていた予選ラウンドは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、中止に。さらに、7月から開催が予定されていた東京オリンピックが2021年に延期したこともあり、同じ年に2つの大会が開催されることも懸念されていた。

また、次回大会の開催が2021年12月に期限を迎える米大リーグ(MLB)の労使協定の条件に含まれていることあり、単純に開催を1年延期するという訳にはいかないようだ。

労使協定とはMLBと選手会の合意の上に結ばれるもので、数年ごとに更新されている。そのため、2023年もしくは2025年の開催が有力視されている。

同じような問題はサッカー界でも起こる可能性がある。

元々、2020年には東京オリンピックの他にユーロ2020、コパ・アメリカが予定されていたものの、それぞれ1年延期することが決定。その他、2022年に予定されているカタール・ワールドカップ(W杯)予選などの国際試合も世界中で軒並み延期となっている。

そして、本来2021年に実施される予定であったUEFA女子欧州選手権2021が1年延期されることも決定。これは男子のユーロ2020と女子も出場する東京オリンピックが1年延期になったことを受け、試合会場や日程の兼ね合いから日程変更を余儀なくされたためである。その他にも2021年夏に中国で開催予定であったクラブ・ワールドカップ2021も2022年へと延期された。

現時点で延期の発表はないが、2021年にはアフリカ・ネーションズ・カップも予定されており、今年3月に予定されていた予選は無期限の延期となっており、代替日程の発表はない。

そしてもちろん、各リーグの2019-20シーズンがいつ再開され、終了できるかは定かではない。

16日からの再開を発表したブンデスリーガに続いて、いくつかのリーグが6月のリーグ再開を目指しているものの、国によっては、2020-21シーズンの開幕すらも危ぶまれることがあるかもしれない。

無理矢理リーグを再開もしくは開幕することはあってはならないが、日程を後ろ倒しにするのも限界があるという認識を持つ必要があり、各国ともに打ち切りも視野に入れ始めているのが現状。ギリギリまで、新型コロナウイルスの感染状況と戦うことになる。

欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー連盟(FIFA)を筆頭に各リーグ機構は、長期的な視野を持っての対応が求められており、野球界と同様。また、オリンピックともなれば多くのスポーツ界に影響があり、世界的に終息に向かう状況が見られない限りは、やはり二の次になってしまうのも致し方ないだろう。

5/12(火) 超ワールドサッカー 23:15https://news.yahoo.co.jp/articles/b847f90d24700fdcaada108567b5fb8166061fdd

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