1: 2020/09/10(木) 12:31:14.53 _USER9
欧州主要リーグの新シーズンが開幕する。スペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)は初戦(13日=日本時間14日)で元日本代表FW岡崎慎司(34)のウエスカと対戦。イングランド・プレミアリーグでリバプールに所属する同MF南野拓実(25)は12日(同13日)にリーズと激突する。注目される日本人スター選手の再スタートに元日本代表MF前園真聖氏(46=本紙評論家)が求める“成功の条件”とは――。

 久保がスペイン1部レアル・マドリードから期限付き移籍で迎える2季目。前園氏は「結果が求められるシーズンになります。昨季は新型コロナウイルスの影響で中断していたリーグの再開後、いいプレーを見せていましたし、そこから新チームでさらなる成長ができるか。そこが注目ポイントです」と指摘する。

 実際、加入したビリャレアルは今季の欧州リーグ(EL)にも出場する強豪クラブ。昨季の所属で2部に降格したマジョルカよりも高いレベルにあり、久保のポテンシャルを発揮しやすい環境にある。「それに名将の(ウナイ)エメリ監督(48)が獲得を望んだというのは大きな要素。信頼関係もあるので、あとは久保次第と言えます」

 今季のビリャレアルの2列目は昨季18得点を挙げたエースで、トップ下を務めるスペイン代表FWジェラール・モレノ(28)に、バレンシアから加入した元スペイン代表MFダニエル・ハレポ(31)ら実績十分の実力者が揃う。前園氏は「久保もマジョルカで経験を積んで自信がついているはずです。まずはチーム内の競争を勝ち抜いてほしい」とした。

 その上で「久保の仕事は得点に絡むこと。久保からのラストパスを決められる選手も多くいるので、確実にアシストは増えるでしょう。それに周囲の選手もうまいのでタイミング良くゴール前に飛び出していけば得点も期待できます。昨季の4ゴール4アシストを、ともに2桁(10ゴール10アシスト)にすることを目指してほしい」と高いノルマを課した。

 Rマドリードから来た助っ人という立場もあって周囲の見る目も厳しい。当然、プレッシャーは重くのしかかる。「そこを含めてサッカーですから。課題を克服し、ビリャレアルで結果(10ゴール10アシスト)を残せなければ成功とは言えませんし、来季もRマドリードではプレーできません。心身ともにタフになった久保ならやってくれる」と期待をした。

 また、前園氏はリバプールの南野にも注目している。今季公式戦初戦、リーグ戦王者とFA杯覇者によるコミュニティーシールド(8月29日)では加入後、初得点をマークし、評価も急上昇中。「時間をかけてチームになじみ(ユルゲン)クロップ監督(53)のやり方も理解したでしょう。昨季の経験を生かし、出番があったときは確実に結果を残していくことが求められます」と指摘する。

 リバプールは「世界最強3トップ」と言われるエジプト代表FWモハメド・サラー(28)、セネガル代表FWサディオ・マネ(28)、ブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(28)が攻撃陣をけん引。南野もトップやトップ下で起用されている中、スタメンに定着するには3人をサポートしながら自らも目に見える結果を出すしかない。

 前園氏も厳しい競争のあるビッグクラブでの活躍を願っている。「今季初戦でゴールを決め、少しは重圧からも解放されたはず。チームメートの信頼も高まり、メンタル面でも余裕ができたと思います。パワーアップもしたようですし、これまでより大胆なプレーが見たい」と、さらなる進化を求めていた。

9/10(木) 11:00 東スポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/4588d0903575de69808fe59bae7b9d08f2c7ff6f

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