1: 2021/01/27(水) 11:28:45.61 _USER9
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監督交代に揺れたセレッソ大阪の新シーズンが始まった。クラブは昨季終盤に、J1ではクラブ史上最高の5割を超す勝率を誇ったミゲル・アンヘル・ロティーナ前監督(63)の契約満了による退任を決め、レヴィー・クルピ氏(67)に4度目の指揮を託すことを決断。だが、今回の判断に納得のいっていないファン、サポーターはいまだに多い。その背景には、15年ぶりにセレッソに復帰した元日本代表FW大久保嘉人(38)の存在も深く関係していた。

 昨年12月20日。「ミスターセレッソ」の愛称で知られる森島寛晃社長(48)は、クラブのYouTube公式チャンネルで監督交代の経緯を説明した。

「ロティーナ監督の続投も含め、さまざまな監督を比較し、検討した結果、若手を積極的に起用していたクルピ監督にチームを任せる決断をした。トップチームで戦える選手をクラブとして育成することを目指してきた。ただ、ここ数年は、トップチームで活躍する選手や、海外に行って活躍する選手をなかなか輩出しておらず、今まで築き上げてきたことをベースに育成の体制を変えることを決断した。トップチームとアカデミーの連携を強化し、育成セレッソの構築を図りたい」

 つまり、育成型クラブへ戻すことが最大の理由だと言っている。森島社長は「ここ2、3年、クラブは財政面で非常に厳しい状態」とも明かした。新型コロナウイルスの影響が、さらに拍車を掛けている。世界に通用する選手を育ててトップチームへ送り込み、その先の海外移籍で手にできる移籍金によってクラブ運営の安定化を図るという狙いだ。川崎や名古屋で独自の技術論を落とし込んだ風間八宏氏をアカデミーの技術委員長に招いたのも、クラブが掲げた育成の観点からすればうなずける。

■「密約」
 だが、森島社長は昨季が始まる時点でロティーナ氏と契約更新をする意思はなかったようだ。実は、それを裏付けるやり取りがある。ここで大久保が登場する。クラブ幹部は2019年シーズン終了後に、当時磐田を退団した大久保の獲得を画策。しかし、ロティーナ氏の構想外であったため、実現には至らなかった。複数の関係者の話をまとめると、この時に森島社長は大久保に対し、次のような趣旨の言葉を伝えたという。

「来年は必ず戻す。だから、この1年は他のチームで頑張ってほしい」

 結果、大久保は東京ヴェルディへ移籍。18年ぶりとなったJ2の舞台で1シーズンプレーし、1月に入って「密約」通りにセレッソへの復帰が正式に発表された。ちなみに、大久保の代理人は森島氏の現役時代の盟友、西沢明訓氏(44)だ。大久保はクラブを通じて、次のように決意を示している。

「再び、セレッソ大阪のユニフォームを着て戦えることを嬉しく思っている。プロ21年目のシーズン、サッカー選手としての終わりを意識していないといったら嘘になる。だからこそ感じること、見えることもあると思っている。自分の選手生活の最後は”セレッソ大阪”でという気持ちで頑張ってきた。そして、その気持ちを理解してくれたクラブに感謝している。しかし、ピッチに立てばチームの勝利のために全力を尽くす。それは変わりはない。1試合、1試合、1日、1日、覚悟をもって挑んでいきたい」

※続きはリンク先で
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210127-00010000-victory-socc
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