完敗
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1: 2020/11/18(水) 23:49:09.41 _USER9
日本代表は現地17日にメキシコ代表と国際親善試合を行い、0-2で敗れた。
前半は日本も多くのチャンスを作りながら仕留めきれず。後半は逆にギアを上げたメキシコに主導権を握られ、63分、68分と立て続けにゴールを奪われてしまった。
今回はブレーメンに所属するFW大迫勇也が、クラブと地域の新型コロナウイルス感染防止策の影響を受けて招集外に。誰がエースストライカーの代役を担うのか、あるいは大迫に代わる人材が現れるのかも注目されていた。
13日のパナマ代表戦では1トップに南野拓実が入り、メキシコ戦は鈴木武蔵が4-2-3-1の頂点で先発出場。しかし、2人とも流れの中からのゴールは奪えず。日本代表としても10月からの4試合はセットプレーからしか得点できておらず、前線の迫力不足は顕著にあらわれてきている。
メキシコ戦に先発した鈴木は「前半の何本かあったチャンスを決めきれないと、こういう強い相手にはこういうゲームになってしまう。本当にFWとしての責任を感じています」とうなだれた。
チャンスは確かにあった。特に15分の場面ではGKと1対1の状況が生まれたものの、鈴木が放ったシュートはメキシコのベテラン守護神ギジェルモ・オチョアが倒れながら反対側に残した足に阻まれた。
「ボールを置く位置はよかった。ちょっと(GKが)倒れるのが見えて、ファーサイドに流し込んだんですけど、(オチョアが)足をよく残せたのと、振り返ってみればもう少し浮かせて打つのがベストだったなと、結果論ですけど、思います」
鈴木は「シュートを打つとき、練習からどこに打つかはすごく考えながらやっているので、結果論ですけど、(15分の場面は)浮かせて打つのがベストな選択だったし、もう少し自信を持って打ってもよかった」と繰り返し自らの判断を悔やむ。
そして「あそこで相手が1枚上手だったなと思いますし、僕自身もまだだだ未熟」と実力不足も素直に認める。
一方で、メキシコのエースストライカーはきっちりと与えられた仕事を果たしてベンチに帰っていった。すでに交代選手が準備していて、次にプレーが切れたタイミングでピッチを後にするだろうと思われていた直前に試合を大きく動かす先制点を奪って見せたのがラウール・ヒメネスだった。
「前半はメキシコにそんなにチャンスがない中で、後半、一気にああやって1つのチャンスで決めきるのは、やっぱりプレミアリーグでやっているだけあって、そういう勝負強いところは本当に…僕もそこで勝負強さが出てこないとなかなか上では戦っていけないと思います」
ウォルバーハンプトンでもエースの重責を担うワールドクラスの実力者に違いを見せつけられ、鈴木の言葉からはそこはかとない悔しさがにじみ出る。大迫とポジション争いができる、あるいは代役を任せられるストライカーは、今の日本代表にいないことが証明されてしまった試合だった。
鈴木は実力差をまざまざと見せつけられても、前を向いて自分の成長のために努力を続けるつもりだ。「やることはそんな変わらないですね。いつも通り、いつもの練習からシュートのコースだったり、タイミングだったりは意識しているので、クラブ(ベールスホット)でまた結果を出して、(日本代表に)呼ばれるようにどんどん点を取っていきたいです」と決意を述べる。
ベルギーリーグでは移籍から半年足らずで実力が認められつつあっても、国際レベルではまだまだ。自らの現在地を痛いほど思い知らされたストライカーが、その悔しさをバネに今後どのような成長を見せるか注目だ。
11/18(水) 14:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201118-00398335-footballc-socc
前半は日本も多くのチャンスを作りながら仕留めきれず。後半は逆にギアを上げたメキシコに主導権を握られ、63分、68分と立て続けにゴールを奪われてしまった。
今回はブレーメンに所属するFW大迫勇也が、クラブと地域の新型コロナウイルス感染防止策の影響を受けて招集外に。誰がエースストライカーの代役を担うのか、あるいは大迫に代わる人材が現れるのかも注目されていた。
13日のパナマ代表戦では1トップに南野拓実が入り、メキシコ戦は鈴木武蔵が4-2-3-1の頂点で先発出場。しかし、2人とも流れの中からのゴールは奪えず。日本代表としても10月からの4試合はセットプレーからしか得点できておらず、前線の迫力不足は顕著にあらわれてきている。
メキシコ戦に先発した鈴木は「前半の何本かあったチャンスを決めきれないと、こういう強い相手にはこういうゲームになってしまう。本当にFWとしての責任を感じています」とうなだれた。
チャンスは確かにあった。特に15分の場面ではGKと1対1の状況が生まれたものの、鈴木が放ったシュートはメキシコのベテラン守護神ギジェルモ・オチョアが倒れながら反対側に残した足に阻まれた。
「ボールを置く位置はよかった。ちょっと(GKが)倒れるのが見えて、ファーサイドに流し込んだんですけど、(オチョアが)足をよく残せたのと、振り返ってみればもう少し浮かせて打つのがベストだったなと、結果論ですけど、思います」
鈴木は「シュートを打つとき、練習からどこに打つかはすごく考えながらやっているので、結果論ですけど、(15分の場面は)浮かせて打つのがベストな選択だったし、もう少し自信を持って打ってもよかった」と繰り返し自らの判断を悔やむ。
そして「あそこで相手が1枚上手だったなと思いますし、僕自身もまだだだ未熟」と実力不足も素直に認める。
一方で、メキシコのエースストライカーはきっちりと与えられた仕事を果たしてベンチに帰っていった。すでに交代選手が準備していて、次にプレーが切れたタイミングでピッチを後にするだろうと思われていた直前に試合を大きく動かす先制点を奪って見せたのがラウール・ヒメネスだった。
「前半はメキシコにそんなにチャンスがない中で、後半、一気にああやって1つのチャンスで決めきるのは、やっぱりプレミアリーグでやっているだけあって、そういう勝負強いところは本当に…僕もそこで勝負強さが出てこないとなかなか上では戦っていけないと思います」
ウォルバーハンプトンでもエースの重責を担うワールドクラスの実力者に違いを見せつけられ、鈴木の言葉からはそこはかとない悔しさがにじみ出る。大迫とポジション争いができる、あるいは代役を任せられるストライカーは、今の日本代表にいないことが証明されてしまった試合だった。
鈴木は実力差をまざまざと見せつけられても、前を向いて自分の成長のために努力を続けるつもりだ。「やることはそんな変わらないですね。いつも通り、いつもの練習からシュートのコースだったり、タイミングだったりは意識しているので、クラブ(ベールスホット)でまた結果を出して、(日本代表に)呼ばれるようにどんどん点を取っていきたいです」と決意を述べる。
ベルギーリーグでは移籍から半年足らずで実力が認められつつあっても、国際レベルではまだまだ。自らの現在地を痛いほど思い知らされたストライカーが、その悔しさをバネに今後どのような成長を見せるか注目だ。
11/18(水) 14:13
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201118-00398335-footballc-socc
遠藤航はメキシコ戦でも攻撃にスイッチを
結果は妥当なものだった。オーストリア・グラーツで行われた、現地時間11月17日の日本対メキシコ戦である。
チャンスは作るものの決め切ることができず、相手に先制されて押し切られる──アジアでは押し切る側に立つ日本も、W杯ベスト16の常連との対戦では立場が逆になる。メキシコは必ずしもベストメンバーではなかったが、攻撃の2枚看板のラウール・ヒメネスとイルビング・ロサーノがきっちり得点した。アルゼンチン人のヘラルド・マルティーノ監督率いるチームは、FIFAランキング11位の実力を示したのである。
10月のカメルーンとコートジボワール戦、それに今回のパナマ戦とメキシコ戦は、新型コロナウイルスの感染拡大で止まっていた時計を動かし、来年3月再開予定のカタールW杯アジア2次予選の助走としての意味合いを持っていた。結果はもちろん問われるべきだが、ポジションの序列をもう一度見極める機会でもあった。
パナマ戦とメキシコ戦の2試合で、もっとも存在感を示したのはMF遠藤航だろう。日本代表の活動がなかった間にシュツットガルトでブンデスリーガ1部昇格の立役者となり、今シーズンも主力となっていることで、国際舞台でも自信を持ってプレーできている。
Jリーグでプレーしている当時からデュエルに強く、タテパスを刺し込める選手だったが、どちらもより明確な強みとなっている。メキシコ戦でも鋭いタテパスで、相手を崩すきっかけを作っていた。チームの中心と位置づけられるべき存在だ。
■サイドバックとの関係で久保を見ると…
候補者の多い2列目はどうだったか。
久保建英と三好康児はパナマ戦で2シャドーを任され、伊東純也、鎌田大地、原口元気はメキシコ戦で4-2-3-1の2列目に入った。システムも相手との力関係も違うので、単純な比較はできない。
そのうえで言えば、メキシコ戦の前半の鎌田は見どころのあるプレーを見せた。1トップの鈴木武蔵との距離感が良い局面では、決定的なシーンが生み出された。遠藤と同じように彼もまた、所属クラブで深めている自信をプレーで表していただろう。
注目の久保は、序列を変えるまでには至らなかった。
パナマ戦では南野拓実のPK奪取につながるスルーパスを通しただけでなく、周囲とのコンビネーションで自らが生き、チームメイトを生かすことができていた。その一方で、2点ビハインドの局面で起用されたメキシコ戦では、チャンスを作り出せていない。ドリブルで相手を振り切り、直接FKの獲得につながった83分のプレーが唯一の見せ場だった。
メキシコ戦の久保については、同サイドのサイドバックだった中山雄太との関連で触れるべきだろう。東京五輪世代のキャプテンは、10月のコートジボワール戦に続いて左サイドバックで起用された。本職ではないポジションだけに、多くを求めることはできない。ただ、攻撃へのかかわりが効果的だったメキシコのサイドバックを見せられると、物足りなさが募ってしまう。原口が2列目の左サイドでプレーしていた時間を含めて、攻撃への関与は限定的だった。
同サイドのアタッカーとの絡みでは、パナマ戦に先発した長友佑都がスムーズだ。彼自身がゴール前まで飛び込み、決定的なシュートも放っている。
もっとも、22年のカタールW杯まで視野を広げると、左サイドバックには新たな人材の登場が望まれる。パナマ戦で右サイドバックを任された室屋成は左サイドでも計算できるが、左サイドを主戦場とする選手をリストアップしたい。早い段階で塗りつぶしたい課題である
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201118-00082916-soccerh-socc
結果は妥当なものだった。オーストリア・グラーツで行われた、現地時間11月17日の日本対メキシコ戦である。
チャンスは作るものの決め切ることができず、相手に先制されて押し切られる──アジアでは押し切る側に立つ日本も、W杯ベスト16の常連との対戦では立場が逆になる。メキシコは必ずしもベストメンバーではなかったが、攻撃の2枚看板のラウール・ヒメネスとイルビング・ロサーノがきっちり得点した。アルゼンチン人のヘラルド・マルティーノ監督率いるチームは、FIFAランキング11位の実力を示したのである。
10月のカメルーンとコートジボワール戦、それに今回のパナマ戦とメキシコ戦は、新型コロナウイルスの感染拡大で止まっていた時計を動かし、来年3月再開予定のカタールW杯アジア2次予選の助走としての意味合いを持っていた。結果はもちろん問われるべきだが、ポジションの序列をもう一度見極める機会でもあった。
パナマ戦とメキシコ戦の2試合で、もっとも存在感を示したのはMF遠藤航だろう。日本代表の活動がなかった間にシュツットガルトでブンデスリーガ1部昇格の立役者となり、今シーズンも主力となっていることで、国際舞台でも自信を持ってプレーできている。
Jリーグでプレーしている当時からデュエルに強く、タテパスを刺し込める選手だったが、どちらもより明確な強みとなっている。メキシコ戦でも鋭いタテパスで、相手を崩すきっかけを作っていた。チームの中心と位置づけられるべき存在だ。
■サイドバックとの関係で久保を見ると…
候補者の多い2列目はどうだったか。
久保建英と三好康児はパナマ戦で2シャドーを任され、伊東純也、鎌田大地、原口元気はメキシコ戦で4-2-3-1の2列目に入った。システムも相手との力関係も違うので、単純な比較はできない。
そのうえで言えば、メキシコ戦の前半の鎌田は見どころのあるプレーを見せた。1トップの鈴木武蔵との距離感が良い局面では、決定的なシーンが生み出された。遠藤と同じように彼もまた、所属クラブで深めている自信をプレーで表していただろう。
注目の久保は、序列を変えるまでには至らなかった。
パナマ戦では南野拓実のPK奪取につながるスルーパスを通しただけでなく、周囲とのコンビネーションで自らが生き、チームメイトを生かすことができていた。その一方で、2点ビハインドの局面で起用されたメキシコ戦では、チャンスを作り出せていない。ドリブルで相手を振り切り、直接FKの獲得につながった83分のプレーが唯一の見せ場だった。
メキシコ戦の久保については、同サイドのサイドバックだった中山雄太との関連で触れるべきだろう。東京五輪世代のキャプテンは、10月のコートジボワール戦に続いて左サイドバックで起用された。本職ではないポジションだけに、多くを求めることはできない。ただ、攻撃へのかかわりが効果的だったメキシコのサイドバックを見せられると、物足りなさが募ってしまう。原口が2列目の左サイドでプレーしていた時間を含めて、攻撃への関与は限定的だった。
同サイドのアタッカーとの絡みでは、パナマ戦に先発した長友佑都がスムーズだ。彼自身がゴール前まで飛び込み、決定的なシュートも放っている。
もっとも、22年のカタールW杯まで視野を広げると、左サイドバックには新たな人材の登場が望まれる。パナマ戦で右サイドバックを任された室屋成は左サイドでも計算できるが、左サイドを主戦場とする選手をリストアップしたい。早い段階で塗りつぶしたい課題である
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201118-00082916-soccerh-socc
1: 2020/06/28(日) 07:38:30.68
写真
マジョルカのMF久保建英は、現地時間27日にリーガエスパニョーラ第32節のアスレティック・ビルバオ戦にフル出場した。スペインメディアが久保のパフォーマンスに触れている。
再開後先発出場を続けている久保だが、この日は決定的な仕事ができなかった。
それでも、10点満点で評価する『ホルナーダ・ペルフェクタ』は、久保に「6」を付けている。これはマジョルカの先発メンバーの中で単独最高となる採点。精細を欠いたマジョルカの中で、わずかに可能性を感じさせたところが評価されたようだ。
ただ、マジョルカ全体として振るわなかったことは明らか。4段階で評価する『マルカ』は上から3つめの評価。上から2つめの評価となったのは2人だけだ。『アス』も久保に対して同じ採点を付けたが、こちらはこれがチーム最高タイの評価。先発した8人をこの評価にしている。
リーグ再開後5試合で1分け4敗のマジョルカは、残留ラインの17位エイバルとの差が暫定で6。次節はホームで16位セルタと対戦する。
フットボールチャンネル編集部
6/28(日) 7:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/79987cfefc81c5360ce195fca1225e485f6f977d
マジョルカのMF久保建英は、現地時間27日にリーガエスパニョーラ第32節のアスレティック・ビルバオ戦にフル出場した。スペインメディアが久保のパフォーマンスに触れている。
再開後先発出場を続けている久保だが、この日は決定的な仕事ができなかった。
それでも、10点満点で評価する『ホルナーダ・ペルフェクタ』は、久保に「6」を付けている。これはマジョルカの先発メンバーの中で単独最高となる採点。精細を欠いたマジョルカの中で、わずかに可能性を感じさせたところが評価されたようだ。
ただ、マジョルカ全体として振るわなかったことは明らか。4段階で評価する『マルカ』は上から3つめの評価。上から2つめの評価となったのは2人だけだ。『アス』も久保に対して同じ採点を付けたが、こちらはこれがチーム最高タイの評価。先発した8人をこの評価にしている。
リーグ再開後5試合で1分け4敗のマジョルカは、残留ラインの17位エイバルとの差が暫定で6。次節はホームで16位セルタと対戦する。
フットボールチャンネル編集部
6/28(日) 7:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/79987cfefc81c5360ce195fca1225e485f6f977d
1: Egg ★ 2019/11/19(火) 06:29:50.73 ID:XKB7uGlO9
東京五輪は不安だらけ
写真
11月17日、U-22日本代表(以下日本)として初となる国内戦で、U-22コロンビア代表(以下コロンビア)と対戦した日本だったが、前半こそ0-0でしのぎきったものの、後半立ち上がりの2分に失点すると、14分にも追加点を奪われて0-2で敗れた。
日本の次の試合は12月28日、長崎で開催されるジャマイカ代表戦。「東京五輪に間に合うのだろうか」と不安を抱いたのは私だけではないだろう。
堂安律と、A代表招集後は初めて久保建英がチームに初めて合流したコロンビア戦だったが、決定機は後半36分に堂安のタテパスに抜け出した小川航基が放った左ポスト直撃の1回だけ。同年代にも関わらず、コロンビアの老獪な試合運びに完敗し、課題山積の国内初ゲームとなった。
森保一監督は「国内初の試合ということで、絶対に勝って期待してもらおうと臨んだが、勝たないといけないが、プレッシャーになり、硬い入りで相手にペースを握られた」と敗因を語ったが、それを修正する能力が日本には欠けていた。
立ち上がりの日本は3-4-3のシステムで、堂安と久保を「3」の両サイドに置いた。2人がボールを持ったら、本来ならウイングバックの「4」のアウトサイドの菅原由勢と菅大輝は彼らを追い越して攻撃参加しなければならないのに、どちらかというとボールウォッチャーになっていた。このため堂安と久保は孤立する場面が多く、複数の選手に囲まれてボールを奪われていた。
日本の攻撃が活性化したのは後半17分に4-2-3-1にシフトし、堂安をトップ下に置いてからだった。これで堂安と久保の距離が近くなり、2人のコンビでコロンビアの右サイドを崩すシーンが増えたことは、数少ない収穫と言える。もしも彼らをサイドに置くのなら、トップ下には2人の関係性を活性化できる南野拓実をオーバーエイジ枠で起用すべきだろう。
ただし不安もある。海外組の招集は代表ウィークに限られているため、12月28日の試合や来年1月に開幕する東京五輪アジア最終予選に呼ぶことはできず、カタールW杯アジア2次予選が再開される3月まで待たなければならない。限られた日数でいかにコンビネーションを高めていけるのか、森保監督にとっても頭の痛いことだろう。
中盤の構成も日本のウィークポイントだ。田中駿汰と中山雄太のボランチコンビは、DFラインからパスを引き出すものの、それを前の選手につなぐだけで、ゲームを作っているとは言いがたかった。今回招集されたメンバーを見ても、サイドの突破を得意とする選手が多い。やはりここにはオーバーエイジ枠で柴崎岳が欲しいところだ。
最後にこの試合で一番の課題として上げたいのが、「攻守の切り替えの速さ」だ。日本は呼吸が合わずパスミスをしたり、コロンビアの選手に囲まれてボールを取られたりしていた。サッカーにミスはつきものなので責めることはできない。問題はその後で、「奪われたら奪い返す」姿勢に欠けていた。「奪われたら奪い返す」のは、システムや年代に関係なく現代サッカーに求められるプレーである。
堂安自身も試合後は「球際で負けすぎていた。誰かがやってくれるだろう、誰かが守ってくれるだろうと、そういうふうに見えた。自分も全然、体を張るシーンが少なかった。そこはチーム全員が持つべきところ」と課題として指摘していた。
コロンビアは高い位置でも自陣近くでも、囲って奪ったら素早くカウンターに結びつけていた。本来なら日本がやらなければならないサッカーを演じていたと言ってもいい。
前日の会見で森保監督は「金メダルを目指すと選手には伝えた」と明かした。そのためにも選手には、昨夏のロシアW杯ラウンド16の日本対ベルギー戦、「ロストフの悲劇」をいつも心に留めておいてプレーしてほしい。
六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。
週刊新潮WEB取材班編集
2019年11月19日 掲載
11/19(火) 5:59配信 ディリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191119-00593299-shincho-socc
写真
11月17日、U-22日本代表(以下日本)として初となる国内戦で、U-22コロンビア代表(以下コロンビア)と対戦した日本だったが、前半こそ0-0でしのぎきったものの、後半立ち上がりの2分に失点すると、14分にも追加点を奪われて0-2で敗れた。
日本の次の試合は12月28日、長崎で開催されるジャマイカ代表戦。「東京五輪に間に合うのだろうか」と不安を抱いたのは私だけではないだろう。
堂安律と、A代表招集後は初めて久保建英がチームに初めて合流したコロンビア戦だったが、決定機は後半36分に堂安のタテパスに抜け出した小川航基が放った左ポスト直撃の1回だけ。同年代にも関わらず、コロンビアの老獪な試合運びに完敗し、課題山積の国内初ゲームとなった。
森保一監督は「国内初の試合ということで、絶対に勝って期待してもらおうと臨んだが、勝たないといけないが、プレッシャーになり、硬い入りで相手にペースを握られた」と敗因を語ったが、それを修正する能力が日本には欠けていた。
立ち上がりの日本は3-4-3のシステムで、堂安と久保を「3」の両サイドに置いた。2人がボールを持ったら、本来ならウイングバックの「4」のアウトサイドの菅原由勢と菅大輝は彼らを追い越して攻撃参加しなければならないのに、どちらかというとボールウォッチャーになっていた。このため堂安と久保は孤立する場面が多く、複数の選手に囲まれてボールを奪われていた。
日本の攻撃が活性化したのは後半17分に4-2-3-1にシフトし、堂安をトップ下に置いてからだった。これで堂安と久保の距離が近くなり、2人のコンビでコロンビアの右サイドを崩すシーンが増えたことは、数少ない収穫と言える。もしも彼らをサイドに置くのなら、トップ下には2人の関係性を活性化できる南野拓実をオーバーエイジ枠で起用すべきだろう。
ただし不安もある。海外組の招集は代表ウィークに限られているため、12月28日の試合や来年1月に開幕する東京五輪アジア最終予選に呼ぶことはできず、カタールW杯アジア2次予選が再開される3月まで待たなければならない。限られた日数でいかにコンビネーションを高めていけるのか、森保監督にとっても頭の痛いことだろう。
中盤の構成も日本のウィークポイントだ。田中駿汰と中山雄太のボランチコンビは、DFラインからパスを引き出すものの、それを前の選手につなぐだけで、ゲームを作っているとは言いがたかった。今回招集されたメンバーを見ても、サイドの突破を得意とする選手が多い。やはりここにはオーバーエイジ枠で柴崎岳が欲しいところだ。
最後にこの試合で一番の課題として上げたいのが、「攻守の切り替えの速さ」だ。日本は呼吸が合わずパスミスをしたり、コロンビアの選手に囲まれてボールを取られたりしていた。サッカーにミスはつきものなので責めることはできない。問題はその後で、「奪われたら奪い返す」姿勢に欠けていた。「奪われたら奪い返す」のは、システムや年代に関係なく現代サッカーに求められるプレーである。
堂安自身も試合後は「球際で負けすぎていた。誰かがやってくれるだろう、誰かが守ってくれるだろうと、そういうふうに見えた。自分も全然、体を張るシーンが少なかった。そこはチーム全員が持つべきところ」と課題として指摘していた。
コロンビアは高い位置でも自陣近くでも、囲って奪ったら素早くカウンターに結びつけていた。本来なら日本がやらなければならないサッカーを演じていたと言ってもいい。
前日の会見で森保監督は「金メダルを目指すと選手には伝えた」と明かした。そのためにも選手には、昨夏のロシアW杯ラウンド16の日本対ベルギー戦、「ロストフの悲劇」をいつも心に留めておいてプレーしてほしい。
六川亨(ろくかわ・とおる)
1957年、東京都生まれ。法政大学卒。「サッカーダイジェスト」の記者・編集長としてW杯、EURO、南米選手権などを取材。その後「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。
週刊新潮WEB取材班編集
2019年11月19日 掲載
11/19(火) 5:59配信 ディリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191119-00593299-shincho-socc
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