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大卒選手


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<三苫薫、坂元達裕……>Jリーグに大卒選手の割合が増すほど、日本代表は弱体化する 

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1: 2020/12/31(木) 12:32:29.39 _USER9
 J1リーグを制した川崎フロンターレ。顔ぶれを見渡せば、大卒選手が多いことに気付く。中村憲剛(中大)、谷口彰悟、車屋紳太郎(以上筑波大)、山村和也、守田英正(以上流経大)、脇坂泰斗(阪南大)、小林悠(拓大)。

 今季、新人として活躍した三苫薫(筑波大)と旗手怜央(順大)も例外ではない。

 大卒選手が占める割合は年々急増している。高卒選手が圧倒的多数を占めたかつてと様相は一変した。Jリーグが軌道に乗った90年代半ばあたりは、新人選手と言えば、高卒が常識になっていた。1996年アトランタ五輪に臨んだU-23チームは、メンバー18人すべてが高卒選手で編成されていたほどだ。

 サッカー選手は30代になればベテランと言われる。選手の寿命は延びる傾向にあるものの、プロ野球選手に比べると、寿命は5歳程度短い。大卒でJリーグ入りすれば、プロ選手としての実働年数は高卒選手に比べてはるかに、短くなる。大学に進学する選手は、Jリーガーというトップ選手になるチャンスを半分、諦めているようにさえ見えた。

 海外でもそれが常識だった。クラブ社会が主流の欧州には、そもそも大学に日本の体育会サッカー部のような組織は存在しない。そしてJリーグには、そうした欧州のクラブ型社会の追究を理念に掲げて誕生した背景がある。Jリーグと非クラブ的な大学サッカーとは、相性の悪い関係にあった。

 それが一転、いまや大学のサッカー部は、Jリーガーの大きな供給源になっている。バブルの崩壊も大きな原因のひとつに挙げられるが、Jリーグが単独で欧州型のクラブ社会を目指すことの難しさを見せられている格好だ。日本のスポーツ界にインパクトを与えたことは確かだが、改革するには至らなかった。

「JFA・Jリーグ特別指定選手」という制度が適用されれば、大学選手が在学中からどこかのJクラブの一員として、試合に出場することは可能だ。他の競技より先進的に見えるが、これはあくまでも仮入部だ。大学のサッカー部を退部しない限り、正式な入部は卒業後となる。

 そこからチーム内でポジションを築いていくことになる。大卒選手は、4年間のロスを抱えながら、その後のサッカー人生と向き合うことになる。日本のサッカー界にとって、これは好ましくない話だ。大卒のJリーガーは3年経てば25歳。1年目でJリーグに慣れ、2年目でスタメンに定着し、3年目でチームの中心選手の一員となれば、これ以上、順調なステップはない。

 川崎で言えば、現在の守田英正がまさにそれに該当する選手になる。報道によれば守田は、ポルトガルリーグ1部(12月30日、現在10位)のサンタクララから声が掛かり、移籍する方向で話が進んでいるという。おめでたい話ではある。しかし一方で、25歳という年齢に引っかかりを感じる。遅い。もう2、3年早かったらという気がしてならない。

 欧州では、選手には活躍すれば、昇りのエスカレータが待ち受ける。サンタクララより上のクラブに移籍する道が開ける。だが、条件付きだ。それは年齢と関係する。若ければ若いほど売り手市場になる。昇りのエスカレーターの角度は鋭くなる。速度も速まる。若い選手の方が、商品価値が高いのである。次のクラブに売りやすい。

 守田がサンタクララでどれほど活躍し、何年で上位チームに移籍できるか定かではないが、1年1年、その可能性は狭まっていく。25歳の選手にあまり時間は残されていない。昇りのエスカレーターが30歳に近づいた選手に用意される可能性はまずないのである。

 19歳の久保建英との違いだ。実際、欧州でプレーする日本代表経験者は現在、40人弱いるが、大卒選手は伊東純也(神大)、シュミット・ダニエル(中大)、室屋成、長友佑都(以上明大)、武藤嘉紀(慶大)ぐらいに限られる。高卒選手が8割方を占めるが、それには大きな理由があるのだ。

 その一方で、欧州で活躍できそうな大卒選手は増えている。古橋亨梧(中大・神戸)、昨季のMVP仲川輝人(専大・横浜FM)、そして今季大活躍した三苫薫だ。三苫が川崎を卒業する日はいつ訪れるのか。来年なのか。守田と同様、3シーズンが経過する再来年になってしまうのか。

 セレッソ大阪の右ウイング(サイドハーフ)として、魅力的なプレーを披露した坂元達裕(東洋大)も、欧州で活躍できるレベルにあると見る。昨季、モンテディオ山形に入団。1年で卒業し、今季C大阪にやってきた。大卒2年目なので、すでに年齢は24歳。ものすごい才能の持ち主だとしても、将来、チャンピオンズリーグ級のチームに辿り着けない可能性がある。


https://news.yahoo.co.jp/byline/sugiyamashigeki/20201230-00215376/

大卒選手の台頭でますます狭き門の五輪代表/六川亨 

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1: 2020/12/26(土) 06:25:49.89 _USER9
大卒選手の台頭でますます狭き門の五輪代表/六川亨の日本サッカー見聞録
https://news.yahoo.co.jp/articles/92ac3e8f50985e0f845c222a5bc350dd8d8645d9
配信元は超WORLDサッカー202/012/25(金) 20:50

天皇杯の準決勝は、順当に川崎F対秋田、G大阪対徳島のJリーグ勢同士の顔合わせとなった。そして新型コロナウイルスの影響か、海外から監督を招聘したり選手を補強したりする動きは今のところ数えるほどと言っていい。その代わり、国内での監督と選手の移動はかつてないほど賑やかだ。

来シーズンは降格チームの数が増えることと、東京五輪が開催されればJ1リーグは今シーズン同様過密日程が予想されるため、チーム編成(作り)を早めに進めたいという思惑があるからだろうか。

監督に関して言えば、1位・川崎Fの鬼木監督、2位・G大阪の宮本監督、3位・名古屋のフィッカデンティ監督と、6位・FC東京(長谷川監督)、8位・広島(城福監督)、9位・横浜FM(ポステゴグルー)、11位・大分(片野坂監督)、13位・鳥栖(金明輝監督)、15位・横浜FC(下平監督)、18位・湘南(浮嶋監督)は続投を決定した。

一方、4位のC大阪(クルピ)、10位の浦和(ロドリゲス)、16位の清水(ロティーナ)、17位の仙台(手倉森誠か大槻毅)は新監督を招聘することを表明。残る札幌や鹿島、柏などは続投がかなり濃厚だが、25日時点で正式な発表はない。

反町JFA(日本サッカー協会)技術委員長は、来シーズンはW杯予選と五輪の活動が重なるため、森保監督の了解を得て同監督をサポートするための人材補填を認めていた。公表時期はJリーグが終了する12月20日以降としていたものの、いまだに氏名は漏れ伝わってこない。

となると、まだシーズンが終わっていない(天皇杯とルヴァン杯決勝がある)川崎F、G大阪、FC東京、柏の4チームの関係者ということだろうか。

そしてもう1つ気になるのが、森保監督をサポートしていた関塚ナショナルチームダイレクターが11月末日に退任したものの、同氏のその後の動向も一向に伝わってくる気配がないことだ。コロナの変異種で感染が拡大している現状では、西野タイ代表監督のように海外(東南アジア)で監督を務めることも難しいだろう。

まさか西野技術委員長とハリルホジッチ監督の時のように、ナショナルチームダイレクターを辞任してから東京五輪の監督に就任(ロンドン五輪ではベスト4に進出した実績がある)するという“ウルトラC"(という言い方がいまも通用するかどうか)の再現でもあるのだろうか。

こちらは自分で書いていても信じられないため、現実的ではないだろうが……。

さて昨日23日は、午前は五輪代表候補キャンプを、午後からはU-19日本代表候補対慶応大学のトレーニングマッチを取材した。五輪代表の候補キャンプには23名が招集されたものの、2名の選手が負傷で辞退したため新たに3名が追加招集され、さらに1名が負傷で離脱したため±0で、23名になった。

改めて言うまでもないが、五輪の登録人数は18名とかなりの“狭き門"だ。そして今回のキャンプには27日に天皇杯を控えている川崎Fの三笘、田中碧、旗手と今シーズン活躍した3選手が呼ばれていない。

さらに10~11月のA代表にも冨安(ボローニャ)を始め中山(ズヴォレ)、板倉(フローニンゲン)、久保(ビジャレアル)ら五輪候補7名の海外組が呼ばれたし、堂安(ビーレフェルト)も好調を取り戻しつつある。

こうして見ると五輪代表候補のラージグループは35名にも膨れ上がる。ここからOA枠3名を引いたら果たして今いるメンバーから何名が残れるのか……と思いながら練習を見てしまった。

今回は初招集の選手もいたが、それは今シーズンのJリーグで結果を残したからである。その代表格が安部(FC東京)だろう。「自分は世代別の代表に入ったことがなく、今回が初の代表でうれしかったし目標だったので、素直にうれしいです」と喜びを表した。そして五輪が1年延期されたことで「出たいなという思いはあったけど、現実的ではなかった」のが、今回選ばれたことで「近づいたかな」と五輪への思いを強くした。

同じFC東京の先輩である渡辺は、今回の招集を違った角度で見ていた。

昨シーズン夏以降の活躍で代表に初招集され、今年1月のU-23アジア選手権にも参加したが、「アジアレベルで活躍できなかった。元々は(五輪代表に)滑り込んでやろうと思った」ところ、「(五輪が)1年延びたことで実力を見てもらえるようになったと思う。立場は変わり、実力を見て選ばれたのだと思う」と今回の招集に自信を深めつつ、アピールを狙っていた。

そんな2人とはちょっと違うスタンスなのが、ルビン・カザンへの移籍が決まった齋藤(湘南)だ。(長文の為以下リンク先で)

川崎Fが大卒選手を積極獲得する理由。強化担当が明かす3つのポイント 

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1: 2020/10/21(水) 18:19:02.33 _USER9
三笘は筑波大学から、旗手は順天堂大学から今シーズン加入し、それぞれ即戦力として驚くべき活躍を見せている。

川崎のメンバーリストに目を凝らせば、彼らだけではない。エースである小林悠も拓殖大学から、キャプテンマークを巻く谷口彰悟も筑波大学から加入している。アンカーを担う3年目の守田英正にしても、流通経済大学から加入した選手。17年前、中央大学から入った中村憲剛もそうだ。名前を挙げればキリがないほど、川崎は大学経由で加わった選手たちが主軸を務めている。

「三笘と旗手のようなスーパーな選手はそうそう現れるものではないので、それを毎年、現場から求められると困るところもあるんですけどね」と向島は、苦笑いを浮かべる。
川崎が、大学から多くの選手を獲得している理由は何なのか。そこにはチームの成り立ちに起源があった。

「後発であるフロンターレが、川崎という地域に根付いていくことを考えても、長くフロンターレでプレーしてもらえる選手、将来を任せられるような選手を獲得したいと考えたんです。そうした意味では、大学生は一つポイントになるなと。何より、大学4年間で選手は人としても大きく成長しますからね」

1つ目のポイントは「長く」という言葉だ。

「ユースや高校からプロになるような選手は、スーパーな能力を持っていると思うんです。そうした選手がたくさんチームにいるのはいいことかもしれませんが、まだ実績のないクラブが獲得することは容易なことではない。若くしてプロになるような選手は当然、海外指向も持っている。大学生だから海外に行かないというわけではないですが、僕自身はフロンターレのスカウトなので、高校生をたくさん獲ってきて、海外に移籍されても困りますからね。その意味では、大学からプロになった選手のほうがチームに腰を下ろしてプレーしてくれるかなと思いました」

「中村憲剛の存在は、大学出身でクラブの象徴であり、一つポイントになっていると思います。その後、入ってきてくれた小林も含めてですけど、フロンターレにはどんな選手が合っているのかという意味では、僕自身もイメージしやすくなりました。高校時代無名の存在であったとしても、大学4年間で選手はプレー面で大きく成長し、人としても安定感が出てくるので、フロンターレのサッカーに合うかどうか、見る方としてもジャッジがしやすくなるところもあります」

当然ながら年齢を重ねれば、選手としては完成されてくる。高校生よりも大学生のほうが、見極めやすいと言えるだろう。向島は「選手が若いうちから見極める力があればいいんですけどね」と謙遜するが、そんなことはない。今やクラブ歴代最多得点を誇るFWへと成長した小林に声を掛けたのは、ほかでもない向島である。関東大学2部リーグの拓殖大学でプレーしていた小林を、1年生の時から定点観測していた。当時はFWを獲る方針で、ふたりをリストアップしていたのですが、どちらがフロンターレに合うかを考えた時に小林だと。得点のバリエーションが多かったし、鞭のようにしなる日本人離れした体の動きをしていた。いろいろなことができるので、フロンターレに合うなと思ったんです」
川崎のプレースタイルに合うかどうか。これが2つ目のポイントだ。向島は言う。

「以前はフロンターレ自体が優勝を争えるようなチームではなかったので、大学サッカーで名の知れた選手は獲れないイメージがあったんです。それもあって、自分が見るなかでは1部か2部かは重要ではなくて、何より大事なのはフロンターレに合うかどうか。下部リーグでプレーしていて、ボールが来ないなかでプレーしている選手だったとしても、うちのチームならばパスは出て来ますからね。攻撃に比重を置きすぎ守備をあまりやらなかったとしても、うちに入れば周りもやっているし、試合に出場したければやらざるを得なくなる。大切なのは守備ができる身体的な能力。何よりそれをやろうとする、できるだけの人間性があるかどうかが大事になってきます」

3つ目は人間性である。川崎のチームカラーに合うかどうかが前提になる。

ここ数年、とくにフロンターレの選手たちの質は上がっていて、試合に出られなくても腐ったりするような選手は本当にいなくなりました」
「フロンターレっぽい」と言ってしまえばそれまでだが、川崎の選手を取材していると、一様に似た雰囲気や姿勢を感じる。向島も「それを言葉で表現するのは難しい」とうなずく。

大学生を多く獲得している傾向の一つとして、向島は4年間に及ぶ大学の指導者たちの尽力に感謝している。

長文の為一部抜粋
Web Sportiva 2020.10.21
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2020/10/21/f/index_3.php



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