Samurai Goal

中沢佑二


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酒も衣も口にせず…中沢佑二氏の恩師語る不変の情熱 




「ボンバーヘッド」の愛称で親しまれた元日本代表DF中沢佑二(横浜F・マリノス)氏が8日、40歳で現役引退を発表した。左膝痛などに悩まされながら最後までピッチに戻る道を探った末に、きっぱりと決断した。

同日、自身のブログでも引退を発表。「ありがとう」のタイトルでつづられた中にこうあった。

村田先生

ブラジルに行きたい!プロサッカー選手になりたい!という夢に対して親身になって相談にのってくださり本当にありがとうございました。

先生がご馳走してくれた焼鳥は一生忘れません(笑)

(本文まま)

 ◇   ◇   

中沢氏に焼き鳥をごちそうした「村田先生」は、当時を懐かしく回想した。

「『好きなのを頼め』と言ったら、本当にメニューの端から全部頼んだんですよ。全部たいらげてました。でもお酒は一滴も飲まずに、20時半には『明日も練習があるので』と言って帰っていました」

三郷工技術高(埼玉)サッカー部監督として、高校時代の中沢を指導した村田義昭さん(61)。定年退職した現在は、非常勤で浦和東高のサッカー部を指導している。

地元の行きつけだった焼き鳥屋に2人で入ったのは、中沢がヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)に正式入団する直前のこと。ブログにあった焼き鳥の記憶は村田さんもはっきりとあった。

お酒もまったく飲まないストイックさで知られる中沢氏。その姿は高校時代から変わらないという。

「食事でトンカツを食べに連れて行ったら衣は全部とっていた」

風邪をひいて練習を休むことも、自己管理がなっていないから。全国区の強豪とは言えない学校で、中沢氏ほどの向上心を持つ選手を村田さんは見たことがなかった。

自分に厳しすぎる性格は、知らぬ間に仲間にプレッシャーを与えた。

「彼が3年生で主将のときは、後輩が10人くらいやめてね」

主将の姿勢に、生半可な気持ちではついていけない。身を引く選手も少なくなかった。サッカーのために、どれだけのものを犠牲にするか。昨季も、入念なケアのため試合や練習の後に帰路につくのはきまって最後。注ぐ情熱は変わることはなかった。

中沢氏が高校卒業後にブラジルへ留学したのは有名な話だ。きっかけは高3の夏に行ったブラジル遠征。同国の強豪アメリカの下部組織と試合や練習を行い、食事の席もともにした。ブラジル選手の身体能力や技術に驚かされるばかりだった遠征の中、練習生として声をかけられたのが中沢氏だった。

「今すぐ学校を辞めて、ブラジルにいきたい」。

またとないチャンスに目を輝かせる中沢氏。村田さんは背中を押した。

「ちょっと待て、卒業してからにしなさい。なんて言いながらね」

大学からも複数のオファーはあったが、教え子のストイックさと情熱にかけた。ブラジルでは契約がかなわず帰国も、99年にV川崎(現東京V)とのプロ契約にこぎつけた。

 ◇   ◇   

01年夏。村田さんは春日部東高にうつり、合宿を張っていた。横浜に移籍する直前だった中沢氏が訪れ、体力強化のためにインターバル走を繰り返す選手を見て聞かれた。

「ゲームはやらないんですか」

選手にとっては苦しい練習だが、冬の高校選手権に向けた積み重ねも欠かせない。

「夏なんて、死ぬための練習だよ」

冗談を返すと、もう1度すっと選手のほうに目をやった中沢氏は答えた。

「そしたら、僕も1本やりますよ」

汗まみれになって本気で走り、高校生に大差をつけてゴールした。

「あんなにムキになって…」

やると決めたら追い込まずにはいられない。そんな、変わらない教え子の姿がうれしかった。

練習後、2人で合宿所の食堂に向かった。冷たいたぬきうどんをすすりながら聞いた言葉を、村田さんは忘れずにいた。

「J1でだめになったら、いさぎよくやめます」

なにも言葉を返さず、胸にしまった。

 ◇   ◇   

昨季、出番がない教え子を案じていた。ただ、なにかを聞いたりすることはなかった。高校時代からそうだった。自分で考え抜いて決める姿を見守ってきた。だからこそ、引退の一報を静かに受け止めた。

「追い込みすぎるほどの気持ちはものすごいけど、体はぼろぼろだったんじゃないかな」

夢だったJリーグで、04年には日本人DFとして初めて年間最優秀選手に。J1通算593試合出場は歴代3位だ。日の丸を背負い、2度のワールドカップ(W杯)に出場した。練習生の立場からしがみつくように勝ち取ったプロ契約から20年。すべてをサッカーにささげてきた男が、プロサッカーの舞台から離れることを決めた。

「最後まで、自分に正直な男でした」

走りきった教え子を包むような、あたたかい声色だった。

◆岡崎悠利(おかざき・ゆうり) 1991年(平3)4月30日、茨城県つくば市生まれ。青学大から14年に入社。16年秋までラグビーとバレーボールを取材。16年11月からはサッカー担当で今季から主に横浜とFC東京、アンダー世代を担当。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00446923-nksports-socc



1 2019/01/151(火)
この中澤選手と村田先生のエピソードはよく聞くし本でも読んだけどやっぱりすごい先生、なにより良い大人だなって思う。
今の時代、選手権で全国に行ったり活躍してない存在で高校卒業して海外行くなんて言っても受け入れてくれない先生、親は多いと思う。無名な選手が海外でプロを目指すよりは進学して企業などに就職してもらった方が安心だから当たり前と言ったら当たり前かもしれない。
でもそこで一方的に夢を否定せず、背中を押し続け、時には黙って話を聞いてくれる…
人の夢を、その人を信じて応援し続けるって簡単じゃないはず。親でさえ、子供の夢を信じて応援し続けるなんて難しいから。
このエピソードを聞く度に、世の中の先生と呼ばれる立場の人、なにより親は本人が毎日必死で夢と向き合って努力し続けているのなら、ボンバーの言葉を借りるようだけど期限を作って応援してほしいと思うし、自分もそうなりたいとつくづく思う。


2019/01/151(火)
マルディーニも現役中に揚げ物食べたことがないと言っていたが、やはり息が長い選手は徹底してるな。


2019/01/151(火)
ブラジルに渡った時は苦難の連続だったね!サッカー選手とは認められずにバカにされる事も多々あったけれど、日本代表に選ばれてからはやっと認められたって感じだったっけ?それも努力の賜物ですね。


2019/01/151(火)
>「彼が3年生で主将のときは、後輩が10人くらいやめてね」
リアルにスラムダンクの赤木だな。この先生は安西先生。


2019/01/151(火)
彼の下積みから歴代日本選手のスターの一人に成り上がった事は代表で活躍前から知っていたが、その影で支えてくれた恩師までは知りませんでした。
それにしても中沢は男やなー!次の新しいステージでも活躍期待してます。


2019/01/151(火)
カズも酒もタバコも一切やらないといっていた。ストイックなまでに健康的な生活を送ってる。

選手寿命が長い選手は、それ相応の努力をしているということだ。


10 2019/01/151(火)
雑草魂そのもの。このストイックさは本当に凄い。
まだまだ現役で見たかった選手ですが、
お疲れ様でした。


11 2019/01/151(火)
40で引退か…
一昔前だったら考えられなかった
それほどストイックに一日一日を大事に過ごしたんだろうな


12 2019/01/151(火)
ボンバー今までありがとう。膝のテーピングをしてのプレーや足が遅くても最後に身体を投げ出す気持ちは忘れません。


14 2019/01/151(火)
話をよく聞いて、相手が本当に困ったりした時に必要最低限だけれどアドバイスして、あとは生徒の考えを尊重する。
とても素晴らしい指導者だと思いました。


15 2019/01/151(火)
カズが50過ぎまで現役でいる事で、ひと昔前よりもサッカー選手の引退年齢が伸びている気がする。もちろん技術の高い選手や普段から節制しているからこそだろうけど、でもそんな見本を示し続けているのもカズだと思う


16 2019/01/151(火)
中沢選手と闘莉王選手のセンターバックは最強だった!


18 2019/01/151(火)
とにかく、少年のようにサッカーが好きだったという記事を読んだことがある。
現役を引退しても、「好き」という気持ちを永遠に持ち続けて欲しいです!
本当に凄いプレーヤーです。
お疲れ様でした。


19 2019/01/151(火)
プロフェッショナルの鑑。
技術ももちろんあったけど、
気合いのディフェンスって感じだった!!


21 2019/01/151(火)
良い話で、感動した。


22 2019/01/151(火)
炭酸飲料も飲んだことがないと言っていた。


23 2019/01/151(火)
中澤のストイックさは気さくさとは裏腹に本当に尊敬できるところ。
9年前だったか、ノンフィクションが出たことあったけれど、こんなにストイックな選手がいるのかと思ったよね。

唯一そのノンフィクション作品で残念だったのが、他の人をやたらとけなす内容だったことかな。


25 2019/01/151(火)
選手としては勿論、その人間性が素晴らしいと思う。


26 2019/01/151(火)
ストイックだな。だからこそ長年トップアスリートとして君臨できたのだろうな。お疲れ様でした。引退後はたまには、好きなものを好きなだけ食べて下さい。


27 2019/01/151(火)
おぉ
とても良い話し
感動しました
(T-T)


30 2019/01/151(火)
いつかジウベルトシウバと対談してほしい。


31 2019/01/151(火)
良い指導者に出会う
これが1番大事なことかも。


32 2019/01/151(火)
ここまでストイックな生活して、制御していたからこの歳まで出来たと思う。


34 2019/01/151(火)
カッコイイ!


35 2019/01/151(火)
ごめん、酒は飲むし豚カツの衣は大好きだ。身体に悪かったのか…


37 2019/01/151(火)
中澤さんは衣食べないのかぁ。一時期は朝カレーされてたなぁ。

カズさんは素うどん食べる時はネギやかまぼこも食べない。

こういう話は好きだなぁ。


38 2019/01/151(火)
恐らくここまでストイックな選手は後にも先にも出てこないだろう


39 2019/01/151(火)
中沢の功績はストイックさが表面に出ないこと。


40 2019/01/151(火)
かっこよすぎる
目立つ髪型しててもチャラついた雰囲気は皆無だったのは、中身がしっかりした男だったからなんだな、とわかった


42 2019/01/151(火)
本田圭佑もそうだか、スポットライトが当たらない部分が人とは違う。人並みじゃないんだな。









W杯南アフリカ大会鉄壁コンビの横浜MDF中沢と対決する名古屋FW闘莉王「ユウジさんとやるのは楽しみだけど恥ずかしさもある」 

1 :お歳暮はトマト1㌘φ ★ 2012/10/27(土) 10:41:06.34 ID:???0


 名古屋DF田中マルクス闘莉王(31)が26日、27日のホーム横浜M戦で2戦連続1トップで先発することが確定した。

10年W杯南アフリカ大会で鉄壁コンビを組んだDF中沢佑二(34)との初対決を心待ちにした。

 「ユウジさんとやるのは楽しみだけど恥ずかしさもある。得点したら? 先輩からヒットを打った時に、一塁で謝るみたいにしないとね」。

豊田市内で練習を終えた闘将は、独特の表現でゴールへの意欲を燃やした。ストイコビッチ監督はこの日、1得点1アシストの活躍を見せた20日の鳥栖戦に続くFW起用を明言。

「オレはDFでベストイレブンに選ばれたいのに…」。FWケネディが負傷離脱し、本職でプレーできない悔しさを胸に、今季リーグ7得点の決定力で盟友に立ち向かう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121026-00000274-sph-socc

■YahooJリーグ
http://m.sports.yahoo.co.jp/jl/

12102706



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