1: Egg ★ 2019/07/03(水) 11:58:31.77 ID:bwe+46xq9
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3月11日、国際サッカー評議会(IFAB)はサッカー競技における2019/20シーズンの競技規則の改正を決定。たびたび物議を呼ぶハンドやペナルティーキック(PK)など、今回の改正は戦い方にかかわる部分が大きい。Jリーグでも8月より適用される新たな競技規則の中から、主な改正点を紹介する。(文:加藤健一)

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●ハンドの反則は解釈が変わる

 これまでは、ボール方向への手や腕の位置や動き、相手との距離がどちらもある状況で、ボールが手に当たった場合にハンドの反則となっていた。つまり、相手やボールとの距離がない場合、ボールが手や腕に当たることを予期できないのでハンドの反則ではなかった。しかし、これについては国内外を問わずたびたび議論の対象になってきた。

 今回の改正で、不自然な位置に腕がある場合は、選手の“意図”や予期できるかにかかわらず反則を取られることとなった。しかし、選手自らを含む至近距離からの避けることのできないボールや、倒れた選手が身体を支えるためについた腕に当たった場合は、反則にはならない。

 また、新たな競技規則では、ゴールキーパーが自陣のペナルティーエリア内で犯したハンドの反則については、イエローカード、レッドカードの対象にならなくなった。

 ゴールキーパーに関しては、バックパスによるハンドの反則に該当する場面であっても、それを一度ゴールキーパー自身がキックを試みたものの失敗した場合は、そのボールを手で扱っても良い。日本サッカー協会(JFA)の解釈によると、「味方競技者からのスローインや意図的にパスされたものでなくなった」ことが、バックパスにならない理由に挙げられている。

●PA内のフリーキックはPAを出なくても良い

 ペナルティーエリアから守備側のフリーキックが行われた場合、これまではペナルティーエリア内で相手選手がボールに触れたり、ボールがエリア内から出なかったり、味方選手がエリア内でボールに触れたりした場合、フリーキックのやり直しとなっていた。

 しかし、今回の改正ではエリアを出る必要はなくなり、蹴られた段階でインプレ―となる。ただし、相手選手はペナルティーエリアの外かつ、9.15m以上離れなければならない。ただし、相手選手がペナルティーエリア内や、9.15m以内にいるときでも、キッカーはプレーを再会することができる。

 これにはゴールキックも含まれるため、ゴールキックによるリスタートでは、これまでとは違った光景が見られている。

●フリーキックの壁に攻撃側は近づけない

 フリーキックの際、守備側の選手が3人以上で「壁」を作った際、攻撃側の選手はボールがインプレ―になるまで「壁」から1m以上離れなければいけなくなった。

 これは、攻撃側の選手が守備の「壁」の近くに立つことでフリーキックの円滑な実行ができなくなり、時間の浪費になってしまうため。攻撃側が「壁」の中にいることに戦術上の正当性はなく、「競技の精神」に反していると、JFAは解説している。

●PKの反則が明文化

 ゴールキーパーはこれまでは、「両ゴールポストの間のゴールライン上」と定められていたゴールキーパーのポジションがさらに明文化。ゴールキーパーは少なくとも片足がゴールライン上(その上方)になければならず、ラインの後方、前方はどちらも反則となる。

 さらに、主審がキックを行うように指示してからキックが行われるまでに反則が犯された場合、キックが行われる前にイエローカード、またはレッドカードが提示される。

 しかし、新ルールが適用された大会では、イエローカードを受けるGKが増加。IFABは6月21日、女子ワールドカップの決勝トーナメントにおいて、ゴールライン上から離れた際に警告を受けるとする規則を一時的に廃止した。IFABは「ゴールキーパーがPK戦で2回目の警告を受けて退場するリスクが高まっている」との声明を発表している。

 また、通常は負傷した選手の治療などのためにチーム役員がフィールドに入った場合は、その選手は一度、フィールドの外に出なければならない。しかし、今回の改正により、ペナルティーキックを与えられた場合に限り、キッカーとなる選手が負傷した場合は治療を受けてもフィールド内に残ってキックを行うことができる。

7/3(水) 10:11配信 フットボールチャンネル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190703-00010000-footballc-socc