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1: 2020/08/23(日) 09:11:30.18 _USER9
一体誰がこのチームを止められるのか――。今のバイエルンを見ていると、そう思わずにはいられない。
今シーズンのCLは10戦全勝。2013年のバイエルンと2014~2015年のレアル・マドリードがマークしたCL最多連勝記録に並んでいる。ここまで挙げた得点も「42」を数え、1999-2000シーズンにバルセロナが残した最多得点記録「45」まであと3ゴールに迫った。
今大会はグループステージを終えた時点で唯一の全勝チーム(6勝)、そして最多得点チーム(24得点)だったが、対戦相手のレベルが上がる決勝ラウンドに突入してからの方がその強さは際立っている。決勝トーナメント1回戦からの4試合で計18得点を叩き出し、再開後の3試合はチェルシー戦(4-1)、バルセロナ戦(8-2)、リヨン戦(3-0)と、圧勝に次ぐ圧勝だ。
そもそも彼らは昨年12月のCLトッテナム戦以降、一度も負けていない。公式戦29試合連続(28勝1分け)で負けがなく、現在20連勝中。連勝期間中に挙げたゴールは「67」と、平均して3ゴール以上を叩き出している。
特筆すべきはその試合内容で、相手にペースを握られる時間帯は数えるほど。点差が開いても11人全員の足が止まることがなく、ゴールを狙い続けている。どんな相手に対しても最後まで攻撃的に戦うのがバイエルン本来のスタイルとはいえ、今の彼らは無慈悲を超えて狂気すら感じさせる。
CLのファイナル進出は、ユップ・ハインケスが監督を務め、クラブ史上初の3冠を達成した2012-13シーズン以来7年ぶり。伝説に並ぶにはまだ1勝が必要とはいえ、「クラブ史上最強」との声が上がるのも不思議ではない。
そんな彼らの強さを支えるのは得点力の高さ――ではなく、相手からボールを狩り取るプレッシングだ。非常に高い位置から仕掛けるプレス、またボールを失った後に発動する“ゲーゲンプレス(ボールを再び奪い返すためのプレス)”は、その速さ、鋭さともに今大会No.1。それが見事に嵌ったのがバルセロナ戦であり、元ドイツ代表DFのペア・メルテザッカー氏も「ボールを失った後、3秒もたたないうちに3人もの選手が相手を囲んでいた。だからバルセロナはうまくプレーできなかったんだ」とバイエルンの出来を称えた。昨年11月からチームを率いるハンジ・フリック監督も「我々の一番の強みは相手にプレッシャーを与えること」と認めている。
高精度のプレスはバイエルンの生命線であり、パリ・サンジェルマンとの決勝でも勝敗を分けるカギになるだろう。ネイマール、キリアン・エンバペ、アンヘル・ディ・マリアと、相手の前線には卓越した個の力を持つアタッカーたちが並ぶ。彼らと1対1の勝負になれば、バイエルンといえども抑え込むのは難しい。自慢のプレスで彼らへのパスの配給元を断つこと――それが勝利への最短距離となるからだ。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/70ad89c540338ec8bb0b18f2051465ea5ed8ab75
今シーズンのCLは10戦全勝。2013年のバイエルンと2014~2015年のレアル・マドリードがマークしたCL最多連勝記録に並んでいる。ここまで挙げた得点も「42」を数え、1999-2000シーズンにバルセロナが残した最多得点記録「45」まであと3ゴールに迫った。
今大会はグループステージを終えた時点で唯一の全勝チーム(6勝)、そして最多得点チーム(24得点)だったが、対戦相手のレベルが上がる決勝ラウンドに突入してからの方がその強さは際立っている。決勝トーナメント1回戦からの4試合で計18得点を叩き出し、再開後の3試合はチェルシー戦(4-1)、バルセロナ戦(8-2)、リヨン戦(3-0)と、圧勝に次ぐ圧勝だ。
そもそも彼らは昨年12月のCLトッテナム戦以降、一度も負けていない。公式戦29試合連続(28勝1分け)で負けがなく、現在20連勝中。連勝期間中に挙げたゴールは「67」と、平均して3ゴール以上を叩き出している。
特筆すべきはその試合内容で、相手にペースを握られる時間帯は数えるほど。点差が開いても11人全員の足が止まることがなく、ゴールを狙い続けている。どんな相手に対しても最後まで攻撃的に戦うのがバイエルン本来のスタイルとはいえ、今の彼らは無慈悲を超えて狂気すら感じさせる。
CLのファイナル進出は、ユップ・ハインケスが監督を務め、クラブ史上初の3冠を達成した2012-13シーズン以来7年ぶり。伝説に並ぶにはまだ1勝が必要とはいえ、「クラブ史上最強」との声が上がるのも不思議ではない。
そんな彼らの強さを支えるのは得点力の高さ――ではなく、相手からボールを狩り取るプレッシングだ。非常に高い位置から仕掛けるプレス、またボールを失った後に発動する“ゲーゲンプレス(ボールを再び奪い返すためのプレス)”は、その速さ、鋭さともに今大会No.1。それが見事に嵌ったのがバルセロナ戦であり、元ドイツ代表DFのペア・メルテザッカー氏も「ボールを失った後、3秒もたたないうちに3人もの選手が相手を囲んでいた。だからバルセロナはうまくプレーできなかったんだ」とバイエルンの出来を称えた。昨年11月からチームを率いるハンジ・フリック監督も「我々の一番の強みは相手にプレッシャーを与えること」と認めている。
高精度のプレスはバイエルンの生命線であり、パリ・サンジェルマンとの決勝でも勝敗を分けるカギになるだろう。ネイマール、キリアン・エンバペ、アンヘル・ディ・マリアと、相手の前線には卓越した個の力を持つアタッカーたちが並ぶ。彼らと1対1の勝負になれば、バイエルンといえども抑え込むのは難しい。自慢のプレスで彼らへのパスの配給元を断つこと――それが勝利への最短距離となるからだ。
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