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1: 2020/08/28(金) 15:31:42.62 _USER9
バルセロナがアトレティコ・マドリードにフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとポルトガル代表FWジョアン・フェリックスのトレードを提案するも失敗に終わったと、スペイン紙マルカが28日に報じている。
ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が新型コロナウイルスの影響による経済危機を受けて進めたもの。バルセロナは新シーズンに約3億2000万ユーロ(約400億円)の収入減を見込んでおり、予想される収入の81%を占める給与総額5億6200万ユーロ(約702億5000万円)に苦しめられることになるため、給与削減が必須となっている。

そのためバルトメウ会長は欧州チャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘン相手に惨敗を喫する数日前、給与総額を引き下げるため、高給取りのグリーズマンと年俸の安いジョアン・フェリックスとのトレードを考えたという。両選手の昨夏の移籍金はそれぞれ、1億2000万ユーロ(約150億円)と1億2600万ユーロ(約157億5000万円)とほぼ同額だった。

バルセロナと5年契約を結ぶグリーズマンの最初2年間の年俸は手取り18800万ユーロ(約22億5000万円)、その後3年間は手取り2100万ユーロ(約26億2500万円)にアップすることになっている。一方、Aマドリードと7年契約を結んでいるジョアン・フェリックスの初年度の年俸は手取り350万ユーロ(約4億370万円、シーズンを重ねるごとにアップする契約)で、グリーズマンの6分の1と非常に安い。

またグリーズマンの昨季の公式戦成績は48試合出場15得点4アシスト。一方、ジョアン・フェリックスは度々けがに苦しみ、36試合出場9得点3アシストだった。

バルセロナがスポーツ面よりも経済面を優先した今回のオペレーションを提案した際、Aマドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは即座に拒否したとのこと。なぜならジョアン・フェリックスはAマドリードにとって、遅かれ早かれ大成功を収めると確信できる、絶対的な信頼を寄せている選手だからである。

その一方でヒル・マリンCEOは、グリーズマンがバルセロナで悪い時間を過ごしているという状況を理解しているため、反対にAマドリード復帰をバルセロナに提案したという。またその交渉内容は今季ディエゴ・シメオネ監督の戦力にあまり入らないとみられるトマ・ルマールとジエゴコスタの2選手を含むというものだった。しかし予想通り、バルセロナに断られている。

その後、バルセロナで革命が起こり、状況が一転している。ロナルド・クーマン氏が新監督に就任し、ルイス・スアレスやイバン・ラキティッチなどのベテラン選手に戦力外通告をし、グリーズマンに大役を授けることを確約した一方、リオネル・メッシが退団の意向をクラブに告げる事態になっている。(高橋智行通信員)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e8484324853c8cbba3719770b5647869339b053