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先日、バレンシアに所属する27歳のロシア代表FWデニス・チェリシェフにドーピング疑惑が浮上した。反ドーピング機関による調査の結果、不正はなかったとして疑惑が晴れたようだ。13日に英紙『ガーディアン』が報じている。

 事の発端は、選手の父親がロシア紙のインタビューに対して息子がワールドカップ前に「成長ホルモン」の注射を受けたと発言したことだった。チェリシェフは父親の発言を否定し、ロシアサッカー連盟も同選手が受けた注射は禁止薬物を含むものではなかったと主張。しかし、ロシアの反ドーピング機関がチェリシェフ親子への聴取を行ったのに続いて、スペインの反ドーピング機関も同選手への調査を開始した。

 同紙によると、チェリシェフが受けた治療は合法で、違法なものでないことが明らかになったという。そもそも、父親の発言をロシア紙の記者が「間違って解釈した」ことにより、大騒動に発展したようだ。

 チェリシェフはロシア代表として母国開催のワールドカップに出場。チーム最多の4ゴールを挙げる活躍を見せ、下馬評を覆して準々決勝まで進出した。まさにロシアの“英雄”である。疑惑が晴れたことにより、出場停止処分を受ける可能性はなくなった。

9/14(金) 12:00 フットボールチャンネル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180914-00289371-footballc-socc