1: 2020/03/10(火) 17:45:34.77
W杯予選を巡る異例の決断が東京五輪中止への序章となるのか。国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月と6月のカタールW杯アジア2次予選を原則延期することで合意した。注目すべきは6月の日程変更にまで踏み込んだ点。現時点でその時期までの開催を見合わせている競技団体はないが、サッカー界が短期間での終息は厳しいとの見方を示した形で、各方面に与える影響は大きそうだ。

 今回の決定で日本代表の予定はすべて白紙になった。対戦国同士が合意し、FIFAとAFCの承認があれば予定通り開催される選択肢も残されているが、日本サッカー協会の関塚隆技術委員長(59)は対戦相手の4か国と「3月と6月に予定されている予選の延期について調整を進めてまいります」と協会を通じてコメント。感染拡大は収まる様子がなく、今回の合意を受けて3月のミャンマー戦(26日、豊田)とモンゴル戦(31日、ウランバートル)、6月のタジキスタン戦(4日、神戸)とキルギス戦(9日、吹田)の4試合については代替日程を模索することになる。

 2日に行われたAFC東地区会議で直近の3月の予選延期は既定路線だったが、驚くべきは6月の試合まで延期する方針を早々と表明したことだ。「6月のイベントにまで踏み込んだ判断をしたインパクトは非常に大きい。しかもFIFAという世界的に影響力のある組織が、W杯予選という重要な試合に対して下した決断だからなおさら。直後にある東京五輪の開催判断にも影響が及ぶのではないか」と大手広告代理店関係者は指摘する。

 6月の日程は3か月も先だけに状況はまだ読めず、むしろこれまでは夏場を前に状況が終息に向かうと楽観している競技団体がほとんどだった。AFCでさえも、延期されたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの日程を現時点で5月と6月に組み込んでいるほどだ。

 2022年カタールW杯は冬開催で通常より開幕が5か月ほど遅く、アジアの場合は予選を延期しても日程には余裕はある。一方で、FIFAは「全ての個人の安全や健康を保護するため、W杯予選の日程をさらに変更するかどうか見極めて決める」とも言及。感染拡大の長期化を念頭に入れ、現状を深刻にとらえていることが今回の決断ではっきりした。

 FIFAは五輪に匹敵する規模のW杯を主催する巨大組織で、スポーツ界における影響力は国際オリンピック委員会(IOC)に伍するほど絶大。そのFIFAが夏場の大会開催にメスを入れたことで他のスポーツ団体が追随する流れが生まれかねない。東京五輪の開催可否の議論が深まることも必至。「6月開催延期」の衝撃は森保ジャパンの問題だけではなく、日本全体を揺るがすものとなりそうだ。

3/10(火) 16:45配信 東京スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200310-00000039-tospoweb-socc

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