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1: Egg ★ 2020/01/16(木) 12:34:28.44 ID:9FKbYJAR9
U-23日本代表は15日、AFC U-23選手権(東京五輪アジア最終予選)グループステージ第3節でU-23カタール代表と対戦し、1-1のドローとなった。五輪本番までは残すところ約半年。これまでラージグループの底上げに時間を費やしてきたが、強化は思うように進んでいない(文:西部謙司)

●出場しなかった海外組が株を上げた

【U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表 U-23アジア選手権・グループB第3節】

 田中碧の退場、そしてかなり微妙なPK判定にオン・フィールド・レビューを入れなかった不可解。不運もあったカタールとの最終戦は1-1に終わった。

 後半から齊藤未月を投入して4-4-1になったが、勝たないとグループリーグを突破できないカタールが攻めてきたおかげで日本にもカウンターのチャンスがあり、小川航基のミドルシュートが決まって先制した。状況的には10人の日本が不利だが、試合の流れとしては勝てそうだっただけにPK判定は残念だった。

 3試合で獲得したポイントはわずかに1。グループ最下位に終わった事実は重い。食野亮太郎を除く国内組はオフを返上して大会に臨んでいる。その前のEAFF E-1サッカー選手権に出場した選手もいた。選手たちは懸命にプレーしていたと思う。しかし、残酷なことに奮闘した選手たちの多くが「失格」の烙印を押される結果になってしまった。E-1にも今大会にも出場しなかった海外組が、相対的に株を上げただけという何ともやるせない結末である。

 その中でも、橋岡大樹、相馬勇紀は個の強さを見せて存在感を示していた。E-1香港戦のハットトリックに続いて意地の1点を決めた小川も上田綺世とのポジション争いで一歩前へ出たのではないか。大迫敬介は決定機を何度も止めて実力を見せた。田中碧も良かったがレッドカードが五輪本大会へ持ち越されるとなると選考へ影響があるかもしれない。

●いたずらにオーディションを繰り返しただけ

 海外組をどの程度招集できるかにもよるが、すべて招集できるとすれば今大会のメンバーから五輪代表へはかなり狭き門になりそうだ。時間をかけてラージグループの底上げを図ってきたものの、五輪代表への選手育成という観点でみると徒労感は否めない。

 本番直前に選手を集め、最小限の約束事の下に日本サッカーのコンセンサスを頼りに戦う方式は、奇しくもロシアワールドカップを踏襲することになりそうだ。結局そうなるなら、長い時間をかけての強化は何だったのかという気もするが、今後もこうした現実と向き合っていかなければならないのだろう。そういう意味では、森保一監督のA代表との兼任は皮肉にも意義があったということかもしれない。

 招集可能なら、A代表歴のある選手たちが揃う。冨安健洋、板倉滉、中山雄太、堂安律、久保建英、安部裕葵、三好康児、前田大然はいずれもA代表として森保監督の下でプレーした経験がある。堂安を除けばコパ・アメリカ(南米選手権)のメンバーだ。これに3人のオーバーエイジを加えると11人。残りの枠は7人だが、E-1もいちおうA代表マッチなので、おそらく大半の選手にA代表歴があることになりそうだ。

 U-23代表の強化が不発でも、A代表としての強化(コパ・アメリカ)が最終的に生きてくる可能性はある。違う言い方をすれば、現状でそこにしか活路がない。これがジャパン・ウェイ的な強化方針なのかもしれないが、それでロシアワールドカップに次いである程度の成果を出せるかどうか。ここまでの強化過程においては、むしろ破綻が目立つ。チームとしての積み上げがないまま、いたずらにオーディションを繰り返しただけで終わってしまった。


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