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元日本代表DF栗原勇蔵氏は「完全なレッドカードではない」「難しい案件」と言及
松木玖生の一発退場に栗原勇蔵氏が見解【写真:徳原隆元】

 FC東京は6月3日、ホームでのJ1リーグ第16節横浜F・マリノス戦で2-3と逆転負けを喫した。後半24分にMF松木玖生の右腕が相手選手の顔に当たり、危険なプレーを判断されて一発退場。元日本代表DF栗原勇蔵氏は「正直、可哀想」と率直な感想を述べている。


 開始1分足らずで失点するも逆転に成功し、2-1とリードして後半を迎えたFC東京だったが、同17分にFWアンデルソン・ロペスにこの日2点目となるゴールを決められ、2-2の同点に追い付かれた。

 そのなかで、FC東京は後半24分に相手陣内の深い位置でボールを競り合った際、松木がFWマルコス・ジュニオールと接触。マルコス・ジュニオールが顔を手で覆って倒れ込んだ。清水勇人主審は、このプレーを流していたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)チェックが入り、オンフィールドレビューへ。映像を確認した清水主審は、松木にレッドカードを提示した。

 場内にリプレイが流れた際にも、ボールを競り合った際に松木が振り上げた右腕から肘にかけての部分がマルコス・ジュニオールの顔面に当たっており、横浜FMのサポーターからは大きな声が上がった。松木は納得がいかない様子で、レフェリーに猛抗議。FC東京のベンチ前では、アルベル・プッチ・オルトネダ監督も顔を真っ赤にして手を振り回し、故意ではなく当たってしまったことをアピールしたが、判定は変わらなかった。

 1人少なくなったFC東京は後半44分に決勝点を許し、2-3で逆転負けを喫する悔しい結果となった。

 現役時代に横浜F・マリノス一筋で18年間プレーした元日本代表DF栗原氏は「正直、可哀想ですね」と率直な感想を語った。

「(当該プレーは)完全にレッドカードというわけではなく、審判によって判断が分かれるというか、難しい案件だと思います。最初はノーファウル判定でプレーが続けられていたわけで、VARがなかったとしたら、悪くてもファウル止まりだったので。腕は上げていないし、相手を抑えるくらいの腕の振りなので、自分が松木だったら納得はいかなかもしれません」

 U-20ワールドカップ(W杯)から帰国して最初のゲームで、松木にとってはなんとも悔しいゲームとなった。

FOOTBALL ZONE編集部



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