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横浜FM戦で0-2の敗戦…ここまでわずか1勝
リーグ5連敗のG大阪【写真:Getty Images】

 ガンバ大阪は5月20日、J1リーグ第14節の横浜F・マリノス戦で0-2の敗戦を喫し、25年ぶりの5連敗となった。この現状に海外メディアも反応。苦境に立たされる今、中期的に戦い方を見直しているチームを特集している。


 今季、ダニエル・ポヤトス体制のG大阪はいまだリーグ戦で1勝と厳しい状況だ。前節浦和レッズ戦で4連敗を喫し、迎えた20日の横浜FMとの試合前には、G大阪サポーター連合の公式ツイッターが「本日の試合は試合前から90分を通して応援しないことを決定致しました」と異例の声明も公表した。

 賛否を呼んだSNS投稿後、ホームで行われた試合は前半37分に失点。1点を追いかけるなか、後半14分に相手DF松原健が2枚目の警告で退場となりG大阪が数的優位となる。しかし同34分に横浜FMに追加点を奪われ2-0の完敗。勝ち点を奪うことができなかった。

 試合後にはスタンドのサポーターたちの前に選手が赴き、話し合いをする場面も。キャプテンマークを巻いた途中出場のFW宇佐美貴史は頷きながら、サポーターの声に耳を傾けていた。その後選手たちは、最後に最前列のサポーターとハイタッチとしてピッチをあとにしている。

 そのなか、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」はG大阪を特集し、「中期的な『戦い方』に賭けたG大阪」と報道。「ファンはボイコット、フロントは忍耐を求め、スペイン人監督への信頼を再確認」とし、「シーズン当初はどんなに悲観的な予想でも降格は現実的ではないと思われたが、今では2度目のJ2でプレーする可能性がG大阪ファンをこれまで以上に怖がらせている」と分析した。横浜FM戦の敗戦について「状況は有利に見えていたとしても、何もうまくいっていないことを示す例となってしまった。たとえパフォーマンスは向上していても、チームが勝てないのが現実」と、内容は悪くなかったものの、勝ち点を手にできなかった現状を伝えた。

 さらに、降格した2012年を引き合いに出し、「この時も異常で、リーグ1位の得点ながらリーグで下から2番目の失点数のバランスで倒れた。西野朗監督は退任したが、この年はクラブのDNAでありガンバを作り上げた『失点数は関係ない、相手より多くのゴールを奪え』という超攻撃的なスタイルに終止符を打った年だった」と振り返った。

 そして、今の目標が再びガンバ特有の独特のプレースタイルを見つけ出すこと。これに「小野社長はポヤトス監督に信頼があるようで、試合後は結果に対する忍耐を求め、プレースタイルには時間が必要であるとした」と報道している。

 また、G大阪の公式声明を伝えつつ、「この声明にはチームがこのスタイルの開発で『進歩』していると書かれているが、ファンの意見に耳を傾けることに加えて、改善すべき点がまだまだあることも認めている」と、新スタイルの構築には時間がかかる一方、サポーターとともに今シーズンを少しでも良くしていくことに尽力することが光りへの道筋だとした。

FOOTBALL ZONE編集部



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