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 今シーズン限りでリヴァプールを退団するブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが、これまでの在籍期間を振り返った。21日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 現在31歳のフィルミーノは2015年夏にホッフェンハイムからリヴァプールに完全移籍加入を果たした。すぐさま前線の主軸に定着すると、複数ポジションを卒なくこなすユーティリティー性や卓越した攻撃性能を武器に活躍。数々のタイトル獲得に大きく貢献している。6月末の契約満了が迫る中、現地時間17日にクラブから今シーズン限りでの退団が正式に発表された。

 現地時間20日に行われたプレミアリーグ第36節アストン・ヴィラ戦では、途中出場から値千金の同点ゴールを記録したフィルミーノ。本拠地『アンフィールド』でのラストマッチで、リヴァプールでの通算110ゴール目をマークし、チームを敗戦の危機から救った。試合後にはファンから惜しみない拍手が送られ、涙を流す一幕もあった同選手は、リヴァプールでの8シーズンに渡るキャリアを次のように振り返っている。

「ここに来た当初は、天候やサッカーなど様々なことに適応するのが大変だった。そのことはどの選手についても同じだと思っている。しかし、神に感謝しているよ。僕たちはここで全てを成し遂げ、共に全てを勝ち取った。チームメイト、家族、監督なしでは、このようなことは不可能だった。これまでの歴史と、僕たちが共に成し遂げてきた全てのことを誇りに思っている」

「(アストン・ヴィラ戦で)残念ながら、勝利を手にすることはできなかった。みんなが望んでいた結果ではないと思う。でも、ファンや家族、友人たちと迎えたホーム最終戦はとても感動したし、最後のゴールを決めることができて幸せだった。このビッグクラブで、このシャツを着ることができて、僕はとても幸せだよ」

 アストン・ヴィラ戦の引き分けにより、勝ち点を「66」に伸ばしたリヴァプール。わずかながら、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の可能性も残されている。同クラブは現地時間28日の最終節でサウサンプトンのホームに乗り込む。

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