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[5.21 J2第17節 町田 2-1 清水 Gスタ]

 J2リーグは21日、第17節を各地で行い、首位のFC町田ゼルビアが清水エスパルスに2-1で勝利した。後半アディショナルタイム6分、町田DFチャン・ミンギュがラストプレー弾。強敵を劇的な形で破り、3連勝を果たした。


 リーグ最少7失点の首位・町田と、最多33得点の8位・清水による“ほこたて対決”。町田にはオーストラリア代表のFWミッチェル・デューク、清水にはGK権田修一とFW乾貴士とワールドカップ経験者が並び、町田GIONスタジアムには史上最多10,444人の大観衆が詰めかけた。

 試合は清水が優勢に進めていったが、先手を取ったのはホームの町田。DF翁長聖のロングボールをFWエリキが追いかけ、DF鈴木義宜の処理を誤らせると、こぼれ球を回収したMF平河悠がエリア内左に持ち出す。自慢のスピードを活かして権田も振り抜き、最後は左足で無人のゴールに流し込んだ。パリ五輪世代の平河はこれが今季4点目となった。

 ところが前半40分過ぎには町田のDF池田樹雷人が負傷。10人となった時間帯に清水が追いついた。右の中間スペースを乾が突破し、中央への選択肢をうかがわせながら右にスルーパスを送ると、後ろから走り込んだMF中山克広がDF奥山政幸の股を抜くシュートを突き刺した。町田はその後、池田に代わってDF藤原優大を入れた。

 後半も清水がボールを握る構図は続くも、町田が鋭いカウンターで見どころあふれる攻防が続く。終盤には町田がデューク、MF荒木駿太のシュートでゴールに迫るが、いずれもゴールポストに弾かれると、アディショナルタイム1分にもFW藤尾翔太のシュートが右ポストを叩いた。

 それでも最後にドラマが待っていた。後半アディショナルタイム6分、町田はMF下田北斗の縦パスを受けた藤尾の振り向きざまのシュートは相手DFに阻まれたが、エリア内に攻撃参加していたチャン・ミンギュが華麗なターンから右足一閃。ゴール左隅に突き刺した。試合はそのままタイムアップ。町田が劇的なラストプレー弾で強敵清水を破った。



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