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 J1ヴィッセル神戸でプレーするアンドレス・イニエスタが11日、39歳の誕生日を迎えた。その世界的名手を、チームメイトたちが手荒く祝福した。


 イニエスタが、日本に来てから5回目の誕生日を迎えた。2018年の5月に入ると、国内外のメディアが当時バルセロナでプレーしていた世界トップクラスの名手のJリーグ行きの可能性を報じた。イニエスタの34歳の誕生日から約2週間後、神戸への移籍が正式に発表された。その後、実際に日本に来てプレーを続けているのはご存じの通りだ。

 イニエスタは昨季まで、神戸でリーグ戦110試合に出場して21得点を記録。天皇杯優勝で神戸のタイトル獲得にも貢献したが、その高い技術とセンスは相手チームのファンからもため息を誘うなど、日本中をそのプレーで酔わせてきた。

 今季は開幕戦からメンバー外が続いたが、第6節でリーグ戦初のメンバー入り、続く第7節に交代で初出場を果たした。ここまでのプレー時間は3試合で38分間に過ぎないが、チームでの存在感は変わらない。

 神戸は11日、クラブのツイッター公式アカウントを更新。ある意味、衝撃的な動画を公開した。

 イニエスタの手にはケーキがあるが、冒頭から顔がクリームまみれになる。誕生日を迎えた背番号8を、チームメイトたちが手荒く祝福したのだ。選手たちは次々と手にした皿をイニエスタにプレゼント。顔も頭も、真っ白なクリームで埋め尽くした。

■「イニちゃんにパイをなすりつけるなんて」
 イニエスタは頭のクリームも拭わないまま、笑顔で記念写真に収まった。この様子に、ファンはおののきつつも歓喜の声を上げる。

「投げとらん。なすりつけとる笑」
「イニちゃんにパイをなすりつけるなんて」
「イニエスタにこんなことできるのは神戸の特権??」
「スーパースターにこんなことできるのは神戸だけだろうな…笑」
「彼の笑顔を見ると、なんかグッとくるものがあるな…」

 最近、国内外でイニエスタがJリーグを離れる可能性が報じられている。それが現実となれば日本のファンにとっては寂しいかぎりだが、そんなことをすっかり忘れさせるワンシーンだった。

サッカー批評編集部



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