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 関東大学サッカー連盟は9日、明治大が第4節までに獲得した勝ち点の無効とする処分を下したと発表した。同連盟は明治大が昨年度に引き続き、2年連続で学生審判員の登録者数を満たしていなかったため規律委員会を開催。リーグ戦の成績に大きく関わる異例の重大処分に至った。


 同連盟規約第44条3項では関東リーグ所属の各大学に対し、審判資格3級以上の学生審判員を6人以上登録することが義務付けられており、明治大は2年連続で満たしていなかった。同連盟によると、昨季から要件を充足するよう指導を受けていたが、今季の開幕に間に合わなかったという。

 日本サッカー協会(JFA)が定める懲罰規定には、審判員の登録不足に関する条項はない。そこで「チーム又は選手等が本協会の各種規程・規則の趣旨に明らかに反すると判断される行為を行った場合、当該チーム又は選手等に対して、本規程第4条に定める各懲罰のうちから適切と判断される懲罰を科すことができる」という規定に沿い、同連盟の規律委員会が処分を判断したとみられる。

 同連盟が下した処分内容は「審判資格3級以上の学生審判員登録者数が規定される最低登録数を満たすまでに『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦[1部]』にて獲得した勝ち点を全て無効とする」というもの。なお、明治大は今月6日時点で登録数を満たしたといい、次節以降の勝ち点からは算入される予定となっている。

 昨季王者の明治大は今季、ここまで4試合で1勝3分と無敗をキープしていたが、勝ち点6が取り消されたため、最下位に転落。一方、同連盟は「ただし、勝ち点を除く得失点等のその他事項については有効とする」としており、得点者の記録や得失点差「+3」は取り消されないようだ。



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