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[5.7 J1第12節 横浜FM 4-1 京都 日産ス]

 J1リーグは7日、第12節を各地で行い、横浜F・マリノスが京都サンガF.C.に4-1で勝利した。前半早々にFWヤン・マテウスの右CKからFW西村拓真が決めて先制するも、一時は明治大出身ルーキーのDF福田心之助にプロ初ゴールで追いつかれたが、後半にヤン・マテウスの左足から2点を追加。最後はMF水沼宏太の今季初ゴールでダメ押しし、連勝を果たした。


 ともに前節から中3日での連戦。ホームの横浜FMは鳥栖戦(○3-1)から先発2人を入れ替え、DF松原健とMF渡辺皓太が新たに入った。一方の京都は基本布陣の4-3-3ではなく、第2節の名古屋戦(●0-1)で採用した5-4-1に変更。先発も5人を入れ替え、昨季の関東大学リーグMVPの福田が11試合ぶりに先発したほか、DFイヨハ理ヘンリーとMF荒木大吾が今季初先発を果たした。

 大雨が降りしきる中でキックオフした一戦は前半3分、横浜FMがさっそくビッグチャンスを迎える。中盤でボールを受けたMF藤田譲瑠チマがバックパスを送ると見せかけてターンし、速攻をスタートさせると、ゴール前の崩しからヤン・マテウスが強引に左足シュート。惜しくも左に外れたが、前節に続く先発抜擢の2人が攻撃に迫力を出した。

 すると前半10分、横浜FMがスコアを動かした。右からのCKをヤン・マテウスが左足インスイングでゴール前に送ると、ゴール前のFW西村拓真がボレーシュート。DF井上黎生人と競り合いながらも強烈な弾道で突き刺した。西村はこれが開幕節・川崎F戦(○2-1)以来の今季2点目。一時は体調不良で離脱もあったが、約3か月ぶりにゴールが出た。

 ビハインドとなった京都は前半21分、DFイヨハ理ヘンリーの縦パスからMF荒木大吾が前進し、MF松田天馬、FWパトリックとつないで右サイドに展開。福田が大外から抜け出したが、左足シュートはDF永戸勝也にブロックされた。

 なおも優勢の横浜FMは前半23分、FWエウベルの華麗な身のこなしから前線で起点を作り、ヤン・マテウスが鋭い左足の振りからカットインシュートを狙うも、これはGK若原智哉が見事なパンチング。対する京都は同25分、左を攻めた荒木のパスからFW豊川雄太が左足ワンタッチで狙ったが、枠を捉えることはできなかった。

 それでも前半40分、京都が試合を振り出しに戻した。左で縦パスを受けた荒木がワンタッチで浮き球のパスを前線に送ると、これを横浜FMの永戸がまさかのクリアミス。これを拾ったMF川崎颯太がそのまま縦に出し、受けた豊川は永戸に倒されたが、こぼれ球に走り込んだ福田が右足一閃。強烈な弾丸シュートを突き刺した。

 明治大出身ルーキーの福田はこれがプロ初ゴール。開幕節の鹿島戦(●0-2)以来3か月ぶりの先発抜擢に応えた。横浜FMは前半終了間際、DFエドゥアルドの浮き球パスにヤン・マテウスが抜け出し、スルーパスから西村がネットを揺らしたが、オフサイドの判定。1-1のままハーフタイムを迎えた。

 それでも横浜FMは後半4分、またしても立ち上がりに試合を動かした。京都の福田のパスミスを起点にカウンター攻撃を仕掛け、左のエウベルがフリーでボールを持つと、松原を経由した右サイドに展開。ヤン・マテウスが右足インスイングで鋭いクロスを送り込むと、DF麻田将吾のヘディングクリアがゴールマウスに吸い込まれ、オウンゴールとなった。

 再びビハインドを強いられた京都は後半13分、ゴール前のテクニカルな崩しからMF三沢直人が左足で狙ったが、シュートはGK一森純の正面。横浜FMも直後、一森の鋭いパントキックからエウベルが左サイドを抜け出し、クロスは惜しくも通らなかったが、見どころあふれる攻防を繰り広げた。

 横浜FMは後半18分、FWアンデルソン・ロペスとエウベルに代わって水沼とMFマルコス・ジュニオールを投入。するとこの采配が的中した。同19分、右サイドを駆け上がった水沼のクロスは相手に当たって右に流れたが、これを拾ったマルコスのクロスに左ウイングに移っていたヤン・マテウスが反応。冷静なトラップから左足で流し込んだ。

 ヤン・マテウスは1点目のアシスト、2点目のオウンゴール誘発に続き、全3ゴールを演出する大仕事。前節の初先発でも2ゴールを決めており、ついに本領発揮となった。

 京都は後半25分過ぎ、次々に選手交代を行い、フォーメーションを4-3-3に変更。FW一美和成やFWパウリーニョら強力なアタッカーが前に圧力をかける。対する横浜FMも同40分、水沼のクロスから途中出場MF吉尾海夏がヘディングシュートを狙ったが、これは若原のスーパーセーブに阻まれた。 

 それでも後半41分、横浜FMはFW杉本健勇の積極的なボール奪取からショートカウンターを仕掛けると、水沼が強烈な右足シュートを突き刺してダメ押し。雨中の一戦を制した横浜FMが連勝で2位をキープした一方、京都は連敗となった。



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