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現地時間3日、DFBポカールは準決勝が行われ、遠藤航、原口元気、伊藤洋輝の所属するシュトゥットガルトはホームのメルセデス・ベンツ・アレーナに鎌田大地と長谷部誠の所属するフランクフルトを迎えた。


10年ぶりの決勝進出を目指すシュトゥットガルトは遠藤と伊藤が先発し、原口はベンチからのスタート。一方、5年ぶりの決勝を狙うフランクフルトは鎌田、長谷部ともに先発メンバーに名を連ねた。

立ち上がりからペースを握ったのはホームのシュトゥットガルト。残留争いを繰り広げているチームとは思えない攻守のバランスの良さでフランクフルトの攻撃陣を抑え込み、鋭いカウンターでチャンスを作る。

試合が動いたのは19分、アントンの縦パスで右サイドを抜け出したヴァグノマンがマイナスに折り返すと、エリア内右でフリーとなっていたトマスが右足を振り抜く。長谷部も両腕を後ろに回してブロックに入るが及ばず、強烈なシュートが右ポストの内側を叩いて決まりシュトゥットガルトが先制する。

先制したシュトゥットガルトは32分にマブロパノスがザガドゥとの負傷交代を強いられるアクシデントがあったものの、35分にはスルーパスに抜け出したギラシーがエリア内からGKの股を狙ったシュートを放つなど追加点に近づいていく。

前半終了間際にはカウンターからヴァグノマンのカットインシュートをGKトラップがはじき、こぼれ球をトマスが詰めるも角度がなくサイドネットの外。シュトゥットガルトがペースを握ったまま1点リードで試合を折り返した。

後半、1点ビハインドのフランクフルトはローデに代えてブタを投入。すると開始早々、ゲッツェの横パスを鎌田がダイレクトで狙うもゴール右へと外れる。51分、セットプレー崩れからレンツの左クロスがファーサイドに流れ、エリア内右のコロ・ムアニがダイレクトで落とすと、中央フリーのエンディカがボレーで押し込みフランクフルトが同点に追いつく。

さらに55分、長谷部からのパスを受けた鎌田がアントンのチェックをかわして左サイドからドリブルでカットインすると、そのまま右足を振り抜く。低く抑えの利いたシュートがゴール左へと決まり、フランクフルトがあっという間に逆転に成功する。

逆転を許したシュトゥットガルトは63分、足を痛めたアントンと先制ゴールを挙げたトマスを下げてクリバリとミロを投入。

70分には左サイドからのFKを35が頭で折り返し、最後はコロ・ムアニが左足ボレーで捉えるも枠を捉えることができない。

後半シュートのないシュトゥットガルトは74分。左CKを遠藤が頭で叩きつけるも、これはGKトラップの正面に飛んでしまう。直後の75分、カウンターから抜け出した鎌田がゴール前でラストパスを選択。走り込んでいたコロ・ムアニがGKブレドロウをかわしたところで倒されPKを獲得し、このPKをコロ・ムアニがが自らゴール右へと決め、フランクフルトが3-1と突き放す。

78分、ゲッツェに代えてリンストロムを投入したフランクフルトに対し、シュトゥットガルトは遠藤を下げてヒューリッヒを投入。すると83分、伊藤のパスを受けたミロがギラシーとのワンツーからダイレクトでシュートを狙うと、長谷部に当たってコースの変わったシュートがゴール左へと決まってシュトゥットガルトが1点差に詰め寄る。

にわかに追い上げムードが漂うシュトゥットガルトだったが、85分にソサが2枚目のイエローカードを受けて退場。残り少ない時間とはいえ1点を追う状況の中、10人での戦いを余儀なくされる。

10人になっても攻めるシュトゥットガルトに対し、フランクフルトは長谷部が最終ラインから必死に指示を出して逃げ切りを図る。92分にはギラシーの直接FKが枠を捉えるものの、GKトラップがしっかりと反応してはじき出した。

その後もシュトゥットガルトが数的不利を感じさせない猛攻を仕掛けるが、全員守備でしのぎ切ったフランクフルトが5年ぶりの決勝へと駒を進めた。

■試合結果
シュトゥットガルト 2-3 フランクフルト

■試合結果
シュトゥットガルト:トマス(19分)、ミロ(83分)
フランクフルト:エンディカ(51分)、鎌田(55分)、コロ・ムアニ(77分PK)



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