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明治安田J1第11節(3日、湘南1-2柏、レモンS)敵地で今季2勝目を挙げた。1-1の後半10分、柏のU-22日本代表FW細谷真大(21)はGKとの1対1に持ち込むと最後は冷静に右足で股を抜いてゴールへ流し込んだ。ゴールデンウイーク後半の初日に敵地に大勢のサポーターが詰めかけたゴール裏は、それを見ると狂喜乱舞。21歳は興奮気味にスタンドの下へ駆け寄った。

「(味方が)ボールを取った瞬間に(相手の)サイドバックが上がっていたので、そこを突こうとチームで話していた。あとは自分の形だった」

ゴールまでの過程にはパリ五輪世代のストライカーの2つの持ち味が詰まっていた。まずはスピード。自陣でのピンチを防いだ味方が敵陣に蹴り出したボールに反応すると、自慢の快足を飛ばして、前を走っていた湘南のDF大岩に追いつく。さらに、2つ目の武器である競り合いの強さも発揮。グイッと体を入れると、大岩を弾き飛ばしてボールを奪取した。

今季ここまで11試合で4得点の細谷は「今年は自分が通用していると感じている」と手応えを示す。3月にパリ世代が行った欧州遠征でドイツやベルギーと対戦して「(相手に)体をねじ込む」上手さや、「瞬間のスピード」などを吸収してきたことも、ゴールにつながった。

チームにとっては開幕戦以来、今季2度目の1試合複数得点。「今年は得点に1番こだわっている。チームが苦しい時に、点を取るのがFW」。若きエースが下位でもがくチームを引き上げていく。



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