スクリーンショット 2023-05-03 21.59.11

スポンサード リンク

 明治安田生命J1リーグ第11節が3日に行われ、3位に位置する名古屋グランパスと首位に立つヴィッセル神戸が豊田スタジアムで対戦した。

 ホームの名古屋としては、満員となったスタジアムの声援を背に勝利を収め、神戸と勝ち点で並びたいところだったが、先手を奪ったのはアウェイの神戸。11分、左サイドから汰木康也が右足でクロスを上げると、ボックス中央の大迫勇也がバックステップを踏みながら頭で合わせ、これがゴール右に吸い込まれた。

 神戸は24分にも、井出遥也のクロスから武藤が右足のボレーでゴールを脅かす。対する名古屋は33分、右サイドを森下龍矢が突破。縦への持ち出しからゴール正面ボックス手前の永井謙佑にマイナスのセンタリングを送り、これを永井がゴール右に流し込んだが、GKの前に立っていたオフサイドポジションのキャスパー・ユンカーが影響を与えたとしてノーゴールとなった。

 神戸は前半アディショナルタイムにも汰木と武藤でゴールに迫る場面はあったが、0-1のまま試合はハーフタイムへ。迎えた後半、神戸は52分にボックス左の汰木がニアサイドにセンタリングを送り、大迫が左足で合わせるもボールは枠を外れた。それでも60分、武藤が競り合ってボックス左に流れたボールに大迫が反応。体を寄せてきた稲垣祥と入れ替わってゴール前へセンタリングを送ると、これに途中出場の佐々木大樹がファーサイドで合わせて神戸がリードを広げた。

 苦しい状況の続く名古屋は73分、右サイドからのクロスのこぼれに反応したマテウスがゴール正面やや左、ボックス手前から左足でシュート。強烈なシュートがゴール右下を襲うと、これはGK前川黛也に阻まれるも、こぼれたボールに素早く反応したユンカーが押し込んで名古屋が1点を返した。

 その後も攻め込む名古屋相手に神戸がうまく試合を進めていたが、後半アディショナルタイムに齊藤未月が2枚目のイエローカードを受けて退場となり、アディショナルタイムが当初の5分から伸びると、90+8分にクリアボールをゴール正面の位置で拾った藤井陽也が左足でのキックフェイントで飛び込んできた酒井高徳をかわして右足を一閃。これが本多勇喜の頭をかすめてゴール左上に突き刺さり、試合は2-2の引き分けという結果に終わった。

 名古屋は3試合連続のドローゲームとなったが、ラストプレーで追いついて首位・神戸から勝ち点を奪う価値ある引き分けとなり、一方の神戸にとっては勝ち点2を逃す手痛いドローとなった。次節、名古屋は6日にホームでガンバ大阪と対戦し、神戸は7日に横浜FCをホームに迎えての一戦となる。

【スコア】
名古屋グランパス 2-2 ヴィッセル神戸

【得点者】
0-1 11分 大迫勇也(神戸)
0-2 60分 佐々木大樹(神戸)
1-2 73分 キャスパー・ユンカー(名古屋)
2-2 90+8分 藤井陽也(名古屋)

SOCCER KING



スポンサード リンク

ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログへ