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 昨年9月に欧州サッカー連盟(UEFA)からファイナンシャル・フェアー・プレー(FFP)に違反をしたとされた8クラブの中で、最大となる1000万ユーロ(14億9000万円)の罰金を支払ったパリSGが大きく経営方針を転換。クラブのユース出身選手に焦点を当て、今後はスーパースターの放出に踏み切ることが明らかになった。

 英大衆紙『デイリー・ミラー』が掲載した記事によると、アルゼンチン代表主将FWリオネル・メッシ(35)との契約延長を断念したのもこの経営方針転換が原因。メッシの古巣バルセロナへの出戻り移籍が有力視される中、ブラジル代表FWネイマール(31)の放出も確実となっている。

 「ミラー」紙が移籍先の最有力候補とするのはチェルシー。トッド・ベーリー新オーナーが今年の初頭にネイマール獲得の可能性を検討。2017年にバルセロナから1億9800万ポンド(約338億5800万円)でパリSGに移籍し、史上最高移籍金額を保持するブラジル人スーパースターの獲得に、現在も引き続き興味を示しているという。

 一方、今季も故障に悩まされ、31歳となったネイマールにとっても今夏がビッグクラブとの契約ができる最後のチャンス。パリSGが地道な経営方針に変革し、高給選手の放出を望む状況が生まれていることと合わせて、移籍の可能性は非常に高まっている。

報知新聞社



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