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[4.15 J1第8節 横浜FC 0-3 広島 ニッパツ]

 J1リーグは15日、各地で第8節を開催した。3位サンフレッチェ広島は敵地で18位横浜FCと対戦。3-0で勝利した。


 2023シーズン開幕からここまで勝利のない横浜FCは現在最下位と苦しんでいる。降格圏脱出に向けて今季初白星を目指した。対する広島は、5戦無敗と好調をキープ。5連勝を狙い、敵地のニッパツ三ツ沢球技場に乗り込んだ。

 試合は開始早々にホームチームがいきなりゴールネットを揺らす。横浜FCは前半3分、ペナルティエリア手前からMF井上潮音が強烈なシュートを放つと、広島DF荒木隼人がブロックしたボールがMFカプリーニの元へ。GK大迫敬介と交錯してボールがこぼれると、MF近藤友喜のラストパスをFW小川航基が決めた。

 しかし、こちらはビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入、山本雄大主審のオンフィールドレビューの結果、カプリーニのハンドが認められ、ノーゴールの判定。その後は広島がボールを握りながらFWナッシム・ベン・カリファをターゲットに攻撃を仕掛けると、横浜FCはサイドを起点に相手ゴールに迫った。

 横浜FCは前半15分、右サイドから攻撃を仕掛けると、井上のクロスボールに小川がヘディング弾。走り込んでニアサイドで捉えたシュートは、大迫が手に当てて弾き出した。先制点を狙う広島はMF野津田岳人、DF塩谷司らが遠めから積極的に足を振っていくが、枠を捉えることができない。

 広島は前半アディショナルタイム3分にベン・カリファがペナルティエリアの右角からゴール左を狙った鋭いシュートを放つも、こちらはGK市川暉記のビッグセーブに遭い、ゴールネットを揺らすには至らなかった。試合はスコアレスで前半を折り返すと、後半開始早々にスコアが動く。

 広島は後半4分、MF森島司がミドルシュートでゴールを狙うと、市川が左に飛んでセーブ。右サイドに流れたボールをMF越道草太がゴール前に折り返すと、ファーサイドから走り込んだMF東俊希が頭で叩きつけるようにゴールへ突き刺した。

 勝利に向けて2点が必要となった横浜FCは、後半15分に2枚替え。カプリーニ、MF小川慶治朗に代えてMF長谷川竜也、MF新井瑞希をピッチへ送り込んだ。同24分には、左サイドをドリブルで仕掛けた新井のクロスを小川が頭で合わせたが、大迫が弾き出してゴールを死守。同点弾が遠い。

 すると、次の1点は広島に生まれた。後半28分、左サイドでボールを受けた東がゴール前にグラウンダーのボールを入れると、FWドウグラス・ヴィエイラのマークに付いていた横浜FCのDFンドカ・ボニフェイスがゴール方向へ守備。スライディングでカットを試みたが、足に当てたボールがそのままゴールに吸いこまれた。

 さらに広島は後半31分に追加点。右サイドを抜け出したMFエゼキエウのラストパスをD・ヴィエイラが押し込んで3点差に広げた。反撃に出た横浜FCだが、最後までゴールを奪うことができず、試合は3-0で広島に軍配。5連勝を飾っている。



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