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今シーズン限りでフランクフルトを退団することが発表された日本代表MF鎌田大地(26)。地元メディアのドイツ『フランクフルター・ルントシャウ』が特集した。


13日、フランクフルトは鎌田の今シーズン終了後の退団を発表。契約延長交渉が上手くいかなかったとし、6シーズンでチームを去ることを発表した。

フランクフルトは12日にトレーニングを公開。退団が発表された直後の鎌田もトレーニングに参加していたが、『フランクフルター・ルントシャウ』は「現時点でフランクフルトで涙を流す人はほとんどいない」とした。

2021-22シーズンのヨーロッッパリーグ(EL)優勝に貢献し、今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)でもプレーし8試合で3ゴールを記録。ブンデスリーガでは25試合で7ゴール4アシストを記録している。

今シーズンの公式戦13ゴールを記録している鎌田だが、「涙を流す人はほとんどいない」と言われる理由は1つ。後半戦のパフォーマンスが上がっていないからだ。

『フランクフルター・ルントシャウ』も「カタール・ワールドカップ(W杯)以来、彼は全く動けず、自信がない様に見える」とし、パフォーマンスの低下に疑問を呈している。その理由としては「新しいクラブに悩んでいる?」、「ケガをしないように休んでいる?」としながらも、それは信じ難いとし、移籍にも影響が出るだろうとした。

鎌田の今季13ゴールのうち、2023年に入ってからははたったの1ゴール。12ゴールはカタールW杯前に記録したもの。だからこそ、W杯後のパフォーマンス低下が不思議でならないとしている。

とはいえ、ヨーロッパの舞台での鎌田の活躍は知られたものであり、パスやフェイントで試合の流れを変え、ボランチとしても今シーズンはプレーして攻守にわたって高いパフォーマンスが出せたことも知られている。あとは、どうやってフランクフルトでのキャリアを終わらせるか。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるが、『フランクフルター・ルントシャウ』も「彼の退団は痛い。おそらく、彼は最後の数試合で気を引き締めるだろう。彼はもっと良い別れに値する」と、良い形で残りシーズンを戦い、フランクフルトのファンに送り出されることを望んでいるようだ。

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