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グラスナー監督がトッテナムへ渡り、鎌田を連れて行くシナリオもあり得る?

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:ロイター】

 ドイツ1部フランクフルトを率いるオリバー・グラスナー監督は、昨シーズンにUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制し、クラブに42年ぶりの欧州タイトルをもたらした。そんな指揮官と今季限りでフランクフルトとの契約が満了を迎える日本代表MF鎌田大地が、クラブの不振の一端になっているという声があるようだ。英メディア「HITC」が報じている。


 イタリア人のアントニオ・コンテ監督を解任したイングランド1部トッテナムは、今シーズン終了までクリステアン・ステッリーニ氏が暫定監督としてチームを率いている。正式な新監督を来季から迎えるなかで、その候補者の1人としてフランクフルトのグラスナー監督が挙がっている。3月には、ドイツ紙「ビルト」が「トッテナムがグラスナー監督の関係者にロンドンへ移ることを打診した」と報じた。

 グラスナー監督は、フランクフルトとの契約を延長していないため、その未来が不透明となっている。ただし、トッテナムは最近のフランクフルトの不調により、グラスナー監督の招聘には乗り出せていないようだ。シャビ・アロンソ監督の率いるレバークーゼンに1-3で敗れたことで、フランクフルトはブンデスリーガで7位。悪い成績ではないものの、最近の成績は酷い状態だ。2月にブレーメン戦に2-0で勝利して以降、リーグ戦は3分3敗と未勝利になっており、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも、ナポリに2戦合計スコア0-5という大敗を喫した。直近の公式戦9試合で勝利はわずか1試合となっている。

 記事では、「グラスナー監督とフランクフルトは、現在、意気消沈しており、昨シーズンのEL制覇を成し遂げたチームの影のようになっている。グラスナー監督の将来が決まらないことが、混乱を招いているのかもしれない。また、フランス人DFエバン・エンディカとMF鎌田大地が契約満了になることも、フランクフルトを凹ませている要因かもしれない」と、チームが一丸となれていない要因に挙げている。

 一時はトッテナムからの関心も報じられていた鎌田。グラスナー監督がトッテナムに行くことになれば、彼が重用する鎌田の獲得に再び乗り出すかもしれない。記事では、「いずれにせよ、この酷い状態がフランクフルトにとっては、悪いタイミングで訪れ、上位6チームから外れ、グラスナー監督もトッテナムの仕事を失うことにつながるかもしれない」と、現在の状態を立て直すことが求められるとしている。

FOOTBALL ZONE編集部



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