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EURO2024でも優勝候補には挙げられないか

EURO2024・予選でスコットランドに敗れたスペイン photo/Getty Images

ポゼッションサッカーはもう時代遅れなのか。近年はスペイン代表のフットボールを巡り、こうした意見が目立つようになった。

特に昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会では堅守速攻を武器とするチームが躍進した一方で、大会No.1の平均ポゼッション率を誇ったスペインはベスト16で敗退。速攻を上手く使っていた日本代表にもグループステージで敗れており、ポゼッションを軸とするスペインのスタイルも終焉かと思われた。

それは3月より始まったEURO2024予選でも続いている。グループAに入っているスペインは3月25日のノルウェー戦こそ3-0で勝利したが、続く第2節のスコットランド戦は0‐2で敗北。このゲームでもスペインのポゼッション率は75%とかなり高かった。一部メンバーを変更していたとはいえ、無得点での敗戦は受け入れられないだろう。

一方のスコットランドは僅か25%のポゼッション率でスペインを撃破することになり、カタール大会で見られた傾向がそのまま反映されたようなゲームだった。これは翌年のEURO2024でも続くのかもしれない。

スペインはルイス・デ・ラ・フエンテ監督の下で新たなスタートを切っているが、スペイン『MARCA』は「エリートから遠ざかっている」と手厳しい。優秀な若手は揃うが、EURO2024でも優勝候補に挙げるのは難しいかもしれない。

カタール大会後にはMFセルヒオ・ブスケッツも代表を退くことになり、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会優勝を知るメンバーはいなくなった。スペインはもう一度欧州と世界の頂点を狙える体制を作り上げられるのか。デ・ラ・フエンテ政権のスタートも順風満帆とはいっていない。

構成/ザ・ワールド編集部



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