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悔しさだけが残ったドロー

【警告】横浜FC=近藤(38分)、カプリーニ(42分)、吉野(88分) 福岡=小田(75分)、ウェリントン(90+1分)【退場】なし

 4月1日にJ1リーグ第6節が行なわれ、横浜FCとアビスパ福岡がニッパツ三ツ沢球技場で対戦。1-1のドローで決着した。


 先制したのは福岡だった。16分、ペナルティエリア内でルキアンが倒され、PKを獲得。これをキッカーの山岸祐也が、右足でゴール左隅に決めて1点をリードした。

 横浜FCも反撃に出ると、前半アディショナルタイムの45+9分にボックス内で三田 啓貴がファウルを受けてPKを得る。これをキッカーの小川航基がグラウンダーのシュートでしっかりとネットを揺らし、同点に追いつく。

 後半はお互いにチャンスをモノにできず、このまま終了。横浜FCは今季いまだ勝利なし、5試合無敗となった。
 
▼横浜FCのチーム採点「5」
 結果的には今季2度目のドローで勝点1を獲得し、得失点差で最下位を脱出したものの、ゲーム内容からすれば、勝点2を落としたと言っても決して過言ではない試合だった。

 前半は風下だったのも影響し、相手に押し込まれる場面が多く、なかなか良い形を作れなかったが、後半に入ると形勢が一気に逆転。相手のプレスがはまらなくなってきたことで、ボランチの三田と井上潮音が前を向いてプレーする機会も徐々に増え、それによって相手を敵陣に押し込む場面も増えた。

 だが、今のチームにはまだ、「5-4-1」で亀の甲羅のように堅い守備陣形を敷いた相手を崩すほどの連係は、ほとんど持っていなかった。四方田修平監督は59分に両サイドのMFを同時に下げ、スピードのある山下諒也と新井瑞希を入れて打開を図ったが、攻撃は単発で終わった。

 普通ならホームでサポーターの声援を受けてイケイケになってもおかしくない展開だっただけに、悔しさだけが残ったドロー。またしてもお預けとなった今季初勝利を得るには、監督を含めてもっと強気で大胆なプレーが必要となりそうだ。

取材・文●垣内一之(スポーツニッポン新聞社)



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