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 サッカーのドイツ1部リーグのバイエルン・ミュンヘンは24日、ユリアン・ナーゲルスマン監督(35)を電撃解任し、後任にチェルシー(イングランド)を2021年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇に導いたトゥヘル氏(49)が就くと発表した。ナーゲルスマン氏は21年夏に就任し、1季目にドイツ1部リーグで優勝。今季は欧州CLで8強入りしている一方、国内リーグでは15勝7分け3敗の2位と安定感を欠いていた。トゥヘル氏は25年6月までの契約。

 ドイツ王者の突然の解任劇に英BBCも反応し、ナーゲルスマン監督解任の解説をホームページに掲載した。

就任1年目の昨季にブンデスリーガを制したナーゲルスマン監督の成績に触れ、約9か月間の平均の勝ち点が2・19を記録で「バイエルン・ミュンヘン監督としても歴代4位の好成績だった」とした上で、今回の解任は”意外の部類”と報じた。

 昨秋のカタールW杯前には10連勝を記録し、今季の欧州CLでは無敗。強敵パリSGにも2連勝して準々決勝進出を決めた。一方で、直近のリーグ戦10試合では12点の勝ち点を落とし、前節のレバークーゼン戦は1-2で負け、宿敵のドルトムントに首位を明け渡していた。

 成績急降下の裏には35歳青年監督と選手の間にできた明らかな溝があるとされる。まず36歳GKのノイアーとの確執が表面化。12月にドイツ代表GKがスキー旅行に出かけて骨折して以来、控え室で会っても両者が目を合わせることがないほど険悪な仲になっているという

 選手間でもナーゲルスマン監督のトレーニング方法に不満が溜まり、試合中もタッチライン上から怒鳴り続けるスタイルが不評だ。

 こうした状況をバイエルン上層部が問題視し始めた時期に、ナーゲルスマン監督には私生活でも問題が発生。妻を離れ、地元のタブロイド紙の女性記者と付き合い始めて、オーストリアにスキー旅行を敢行。BBCはこの行動も今回の解任の背中を押した要因になったと見ている。(英通信員・森 昌利)

報知新聞社



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