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<U-20アジアカップ(アジア杯):U-20日本2-0U-20ヨルダン>◇12日◇ウズベキスタン◇決勝トーナメント準々決勝

 1次リーグD組を1位で通過した日本はC組2位のヨルダンに2-0で勝って4強入りし、5~6月にインドネシアで開催されるU-20W杯の出場権を獲得した。

 13日、一部選手がオンライン取材に応じ「世界一」になると誓った。3大会連続10度目のW杯切符を獲得したが、まだ通過点。まずアジアを制し、世界の強豪との戦いへ弾みをつける。15日の準決勝で日本はイラクと対戦する。

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 ウズベキスタンで大舞台への切符を手にした直後、主将のMF松木らU-20日本代表が披露したのは、WBCで話題の「ペッパーミルパフォーマンス」。日本中を熱くしている侍ジャパンのように、サムライブルーの世代別代表も、世界の頂点を目指す。

 12日のヨルダン戦で後半9分に先制ゴールを決めたFW坂本一彩(19=岡山)は、ぶれずに言い切った。

 「W杯に出るのは、簡単なことじゃないと思います。でも、このチームの目標は世界一を取ること。(アジア杯は)あと2試合ありますけど、世界一をとるために、上積みしていけるようにやっていきたいです」

 目標は堂々世界一。W杯切符獲得は通過点だった。ヨルダン戦は0-0で折り返したが、冨樫監督が植え付けてきた「90分後に堂々と勝ち残っているチームであること」を体現した。全2ゴールに絡んだFW北野颯太(18=C大阪)も「W杯でも優勝する勢いでやっていきたい」と目を輝かせる。昨年のW杯など、日本代表で活躍する多くの先輩でさえ、アジアの壁に阻まれ、U-20W杯のピッチに立てなかった過去がある。

 北野は「この年代でW杯を経験できるというのは本当に大きい。サッカー人生の中でも役立つ大会になると思っている。先輩が得られなかったものを得られる、先輩たちよりも上に行くチャンスが獲得できたのはうれしい」と言った。まず同世代で世界一になり、いずれはA代表でW杯へ。その間には、パリ五輪もある。U-20W杯で優勝はない。“新しい景色”を見るための権利を得た。

 まずが、アジアの頂点に立つ。あと2勝。「まずアジアチャンピオンになって、世界に挑むというのはみんな思っていると思う」と北野。アジア王者として、世界の頂点狙うW杯に乗り込みたい。【磯綾乃】

 ○…冨樫監督は総力戦を評価した。「23人、いろいろな役割があって、私のチームは交代する選手がより強くしていけるチーム作りを意識している。結果的にそうなって良かった」。ヨルダン戦の後半25分に今大会通算4点目を決めたFW熊田ら、途中出場の選手の存在感も際立つ。「この大会をあと2戦戦うのは、経験値としても大きい。準決勝、決勝を大事に戦っていきたい」と冷静に話した。



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