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 3月12日、注目のJリーグカードが組まれている。それは、ユアテックスタジアムで行われるベガルタ仙台といわきFCの試合だ。


 いわきFCは今季からJ2に昇格した。福島県3部から始まり、カテゴリーを1つずつ上がって、ここまで上がってきた。そんないわきにとって、12日の仙台戦はリーグ戦で初めて戦う相手であり、初めての東北ダービーの組み合わせでもあるが、それよりも深い重みがある。その理由は、2017年までさかのぼる。

 この年の9月17日、「WALK TO THE DREAMチャリティーマッチ」が行われた。これは、いわきグリーンフィールドにベガルタ仙台を招いて行ったもので、当時は、仙台がJ1に所属。いわきは福島県社会人サッカーリーグ1部だった。

 カテゴリーとしてはかなりかけ離れていたが、いわきが奮闘し、試合は2-1と最小得失点差での仙台の勝利だった。この試合の収益の一部は復興支援として東日本大震災の被災地に寄付されており、結果以上に意義のある試合だった。

 そしてその試合で、仙台サポーターは一つの横断幕を掲げた。そこに書かれていたのは、「頑張ろういわき 次はJで」という言葉。同じ被災地として苦難を乗り越えようとしているからこそ、掲げた言葉だった。

■「涙が出そうです」
 サポーターが掲げた「再会」が果たされるのが、2023年3月12日。この週末の試合なのだ。いわきFCは、この時の写真を公式ツイッターに投稿した。そして、以下のようなメッセージを添えている。

「試合後にベガルタ仙台サポーターの皆さんが掲げてくださった横断幕です。2023年3月12日、14時キックオフ。約束の一戦です。」

 6年超しの想いが叶う日は、奇しくも、3・11の翌日。それぞれのホームタウンへの想いを胸に抱えながらピッチに立つことになる。この投稿は大きな反響があった。

「涙が出そうです」
「まさか6年でリーグ戦での対戦が実現する日が来るとは…」
「アツすぎる そして東北の人々にとって、この日にこのカードで試合が開催されることには特別な思いがある。」
「感動の再会ですね」
「約6年越しに夢が叶う」
「ぐっと来るものがあるなぁ」
「ついに実現する。」

 3月11日に対する両クラブとサポーターの想いは強い。ユアスタのピッチでどのような試合が繰り広げられるのか。6年越しの再会は、間もなくだ。

サッカー批評編集部



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