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 Jリーグの〝スーパー17歳〟が森保ジャパンの1トップ争いへ宣戦布告だ。プロデビューとなった今季開幕戦で衝撃の2ゴールを決めたJ2磐田のFW後藤啓介(17)が、8日のルヴァンカップ横浜M戦(ニッパツ)でプロ初先発。J1王者を相手に堂々のプレーを披露した。怪物ストライカーは飛び級での2024年パリ五輪出場、そして26年北中米W杯でのエース襲名を狙っている。

 後藤はまだ高校2年生ながら今季U―18からトップチームに昇格すると、2月18日に岡山との開幕戦で途中出場し、いきなり2ゴールをマーク。かつて日本代表でエースだったFW高原直泰(沖縄SV)のクラブ最年少得点記録を更新し、怪物ストライカーとして注目度が急上昇している。

 この日のルヴァンカップではプロ初先発。相手は昨季J1王者で敵地とタフな条件下、前半31分にはオフサイドとなるも絶妙のタイミングで抜け出してゴールネットを揺らした。さらに相手GKに積極的なプレスをかけてパスカットするなど最前線で躍動。後半23分までプレーしてゴールこそなかったものの、才能の片りんを見せつけた。

 昨季まで森保ジャパンのコーチを務めた磐田の横内昭展監督は大抜てきした17歳を「彼の持ち味は十分見せてくれた。初先発だったが硬さもなく、入りから攻守にわたって良いプレーをしてくれた」と高く評価。後藤も「初先発がJ1王者で、やる前からワクワクした。意外とできた。自信になった」と手ごたえを口にした。

 191センチの高さに加え、スピードやテクニックも兼ね備えたストライカー。元日本代表FW武田修宏氏(本紙評論家)もA代表入りを推している中、後藤もすでに現実的な目標として見据える。

「W杯を見ると、FW浅野選手(ボーフム)やFW前田選手(セルティック)がスピードを生かすプレーをしていたけど、そこにプラスして技術やFW大迫選手(神戸)のようなプレーができたら。自分は日本にはいないFWになれると思う」。森保ジャパンで活躍した1トップの長所を凝縮したスーパーストライカーを目指し、26年北中米W杯へ代表争いに食い込むつもりだ。

 自身は28年ロサンゼルス五輪世代だが、まずは飛び級での来夏パリ五輪へ「チャンスはゼロじゃない。たくさん試合に出て得点にこだわっていきたい」と目をギラつかせる。強気な姿勢は元日本代表MF本田圭佑もほうふつとさせるスーパー高校生に期待が高まる。

渡辺卓幸



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