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 現地時間の3月5日、オーストリア1部リーグが行われ、中村敬斗が所属するLASKリンツはチロルと対戦。中村が今季の公式戦14得点目を決めた。


 中村の勢いが止まらない。リバプールが獲得に関心を寄せるとも言われる日本人アタッカーは、この試合でも決めて見せた。

 それは、前半34分のこと。味方が低い位置からゴール前にクロスを入れると、それを味方FWが相手に寄せられながらもペナルティエリア内で落とす。そこに走り込んだのが中村だ。

 その落としをかっさらうようにして左から右方向に持ち出すと、目の前に相手DFが3人いる状況ながら右足を振り抜く。すると、相手選手の間を通ってゴールに向かったシュートは、相手GKが手を伸ばすのも空しく、右下隅を射抜いたのだ。

 さらに、2―2で迎えた後半アディショナルタイムには、味方の決勝弾もお膳立て。相手GKが弾いたボールをゴール前で回収すると、自分で狙ってもいい場面だったが、よりゴールに近い味方に右足でパス。劇的なゴールをアシストしてみせた。

■今季は得点量産!
 2019年にオランダのエールディビジに移籍後、ベルギーやドイツなどを渡り歩いた中村にとって、リンツは海外4クラブ目。今季はリーグ戦19試合目で、11ゴール目を記録。カップ戦も入れれば、23試合で14得点とゴールを量産している。

 日本代表への招集も期待される中村は、3月に戦う森保ジャパンにメンバー入りすることができるか。そのために、さらなるゴール奪取も注目される。

サッカー批評編集部



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