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【No Ball、No Life】ポルトガル2部・オリベイレンセの元日本代表FW三浦知良が2月26日に、56歳の誕生日を迎えた。

例年、誕生日にはメディアが巨大ケーキや赤いバラの花束を用意し、ド派手な衣装で登場するカズを祝福する、というのがパターンになっていたが、今回は初めてオンラインでの祝福イベントになった。

「ありがとうございます。56歳になっても、まだプレーができるんだなと…。誕生日が来るたびにそう思います」

現地時間(ポルトガル)午前8時開始にも、元気な姿を披露したカズは「みなさん、わかりますか」と、緑スーツに赤のストライプが入ったシャツを着込み「今回はポルトガル国旗をイメージしました」と笑顔が弾けた。

これまでの誕生日イベントでも、カズらしい演出があった。誕生日を初めて取材したのは2007年2月26日。40歳だった。ケーキとバラの花束に加え、大好物のおはぎも贈呈され「ベテランは35歳まで。ぼくはプラチナプレーヤー」とおどけ、40歳で現役を続けていることに自身も驚いていた。

44歳の誕生日にはトークイベントを開催し、44人の招待客の前で講演。2013年は「マダム・タッソー東京」のイベントに参加。自身のろう人形が飾られ、46歳の誕生日に最高のプレゼントを贈られた。

2014年からは、クラブハウスでのイベントが続いた。47歳となった、この年は白スーツで登場。48歳は赤、49歳は青、50歳はピンク、51歳は黄、52歳はふたたび白と、ダンディーなスーツ姿で楽しませてくれた。53歳と54歳はコロナ禍でイベントは中止。そして昨年の55歳は移籍した鈴鹿で、愛してやまない寅さん(映画「男はつらいよ」の主人公、車寅次郎)の衣装で登場。エンターテイナーぶりを発揮した。

今回の〝ポルトガル国旗〟姿も、この流れから生まれたもの。周囲を喜ばせたいカズの意気込みがにじみ出ていた。本職のサッカーではベンチ外が続く。コンディションが上がらず、もう少し時間が必要だという。それでも、こう断言した。

「ポルトガルに来て、よかったと思っている。試合に出られる状態に早く戻して、まずはベンチ入りする。そしてチームの勝利に貢献したい。現在、チームは8位。2部残留を成し遂げたい」

前を向き、一言一言に力を込めた。なぜ現役を続けるのかと問われると「サッカーが好きだから、もっとうまくなりたいから」と応えるカズ。まずは、次節3月12日のフェイレンセ戦(ホーム)でのベンチ入りを目指す。(宇賀神隆)



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