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鹿島は12日に「いばらきサッカーフェスティバル2023」でJ2水戸に0-2敗戦

鹿島の岩政大樹監督【写真:©Jリーグ】

 Jリーグ開幕を今週末に控え、2月14日に「2023 Jリーグキックオフカンファレンス」が東京都内で開催された。開幕カードごとに行われた記者会見で、京都サンガF.C.と対戦する鹿島アントラーズの岩政大樹監督は「プレシーズンでは期待を抱かせるような結果を出せていないが、開幕戦で良い結果を残したい」と話した。


 岩政監督は昨年、レネ・ヴァイラー監督のアシスタントコーチでシーズンをスタート。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れる監督の代行としてキャンプから開幕後の時期までを過ごした。そして8月にはヴァイラー監督の退任に伴いコーチから昇格し、残りのシーズンを戦った。

 今季のプレシーズンで鹿島は、先日の「いばらきサッカーフェスティバル2023」でJ2の水戸ホーリーホックに2-0で敗れるなど苦しい結果が続いている。会見に出席した京都の主将MF川﨑颯太は「嫌でもSNSなどを開けば鹿島の結果も見えてくる」とも話した。

 それだけに岩政監督は「若い選手たちも多く抱え、その選手たちの成長をもってタイトルを取りたい。プレシーズンでは期待を抱かせるような結果を出せていないが、開幕戦でいい結果を残したい」と話す。そして「今の時点では、選手たちには負けたら34分の1(試合)、勝ったら34分の1以上だと言おうと思っている」と、選手たちに強くプレッシャーを与えないような配慮もにじませた。

 一方で京都の曺貴裁監督は「開幕戦、ホームで鹿島アントラーズという伝統あるクラブと戦えるのを楽しみにしている。選手とサポーターが一緒に喜ぶ場面をたくさん作り出すべく、アグレッシブにやりたい。開幕戦は、チームとしてどういう方向に進むかと皆さんの記憶に残る。大きなインパクトを残せるようにやりたい」と虎視眈々。川﨑も「経験のある鹿島が修正なく開幕を迎えるとは思っていない。対策もするが、自分たちのサッカーを高く積み上げて開幕を迎えたい」と、ゲームを見据えた。

 昨季にJ1昇格初年度で16位からJ1参入プレーオフの決定戦を乗り越えて残留を勝ち取った京都と、常勝軍団の伝統を持ちつつもクラブOBの岩政監督を据えてのチーム改革が途上の鹿島。開幕戦のピッチにどのような光景が広がるか楽しみなゲームになりそうだ。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada



















































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