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 セルティックは、今冬の移籍市場で加入した岩田智輝がファンにお披露目される様子をSNSに投稿した。その堂々たる振る舞いは、現地のファンの心を早くもつかんでしまったようだ。


 岩田はジュニアユース年代から大分トリニータの下部組織でサッカーを学び、U-18でプレーしていた2015年にトップチームで公式戦デビュー。2016年に正式に歩み始めたプロとしての最初のステージはJ3だったが、チームの重要な一員としてJ1まで昇格。2021年に移籍した横浜F・マリノスでもすぐさま力を発揮し、2022年にはJ1制覇に貢献するとともに、自身はJリーグの年間最優秀選手に選ばれていた。

 満を持しての海外挑戦となった。25歳となり、脂は乗っている。チームと個人としてタイトルを携え、期限付き移籍ながら海を渡ることを決意したのだ。

 横浜FMでの2年間は、プレー以外でも後押しになったかもしれない。現在セルティックの指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督との出会いも大きかったことだろう。また、同指揮官の後を継いだケヴィン・マスカット監督ら英語を母国語とするスタッフも多く、英語に囲まれる生活が続いていた。

 その影響を感じさせたのが、現地時間7日のセルティックパークでのお披露目だ。キルマーノック戦のハーフタイム、新たなユニフォームに袖を通した岩田がピッチ上に現れた。

 横浜FM時代と同じ背番号24に身を包んだ岩田は、ぐるりと周囲へと手を振って、歓声に応える。さらに、司会者からファンへのメッセージを求められた岩田は、臆することなく話し始めた。

「こんにちは、皆さん。僕は岩田智輝です。このセルティックというクラブに加入できて、とてもうれしいです」

 そこまで英語で語ると、場内からは大きな歓迎の声が上がった。

「ファンの前で、ここでプレーすることが楽しみです。すぐにお会いしましょう」

 決して長い時間ではなかったが、本当に堂々とした様子で現地の言葉であいさつをした。

■「よくやった。自信満々」
 その姿が9日、クラブのインスタグラム公式アカウントで公開されると、賛辞が相次いだ。

「素晴らしい!」
「もう気に入っちゃった」
「このスピーチは、僕にとっての土曜日のハイライトのひとつ」
「よくやった。自信満々」
「自信に満ちた子を待ちきれないよ」
「クラブは通訳分の費用を節約できるかな? この子の英語は素晴らしい」
「6万人のファンの前に出て、英語で話すだなんて、なんてヤツだ」

 中には、「ハリー・ケインよりも英語が上手」と喜ぶ声もあったが、それほどまでに岩田は強くファンの心をつかんだのだろう。

 セルティックの次の試合は、18日に行われるセント・ミレン戦となっている。岩田もファンも、早くスタジアムで再開することを待ち望んでいることだろう。

サッカー批評編集部 










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