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 バイエルンに所属するドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、代表キャリアの続行を明言した。9日、ドイツ紙『ビルト』がコメントを伝えている。

 現在33歳のミュラーは2010年3月3日に行われたアルゼンチン代表との国際親善試合で代表デビューを飾った。以降は前線の絶対的主力として君臨しており、ここまで国際Aマッチ通算121試合出場44ゴール40アシストという成績を残している。FIFAワールドカップ南アフリカ2010では得点王に輝いたほか、FIFAワールドカップブラジル2014では優勝を経験した。また、EURO(欧州選手権)も3度経験している。

 そんなミュラーだが、昨年のFIFAワールドカップカタール2022でグループステージ敗退が決定した直後に、テレビインタビューに対し「先のことはわからない」とコメント。「これが最後の試合だとしてもそれは僕にとって大きな喜びだ。信じられないような瞬間を経験したし、どの試合でも自分の魂をピッチに残そうと全力で取り組んできた」と続け、ドイツ代表からの引退示唆とも取れる発言をしていた。

 代表キャリアを巡る決断に大きな注目が集まっていたミュラー。この度、所属するバイエルンの会見に出席した同選手は自身の今後の代表キャリアについて言及。次のようにコメントし、ドイツ代表としての活動を継続していく意向を明らかにした。

「(代表引退について)僕は考えていたんだ。ハンジ(・フリック監督)とも連絡を取り合っていたよ。プロサッカー選手である限り、必要とされれば常に代表チームのために戦うつもりだよ。いつ、もし、どのようにというのはもちろん代表監督が決めることだ。再び成功をもたらすためのサッカーを構築しなければならない。ハンジは多くのアイデアを持っているし、若い選手もたくさんいる。監督が僕を必要とするときには、絶対にそこにいるよ」

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