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カタールW杯メンバーの欧州組は日本の19人に対して、韓国は半分以下の8人

かつて韓国代表で活躍をしたパク・チソン【写真:Getty Images】

 森保一監督率いる日本代表は、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でベスト16という成績を残した。同じアジアの韓国代表も同じベスト16だったが、チームを率いたパウロ・ベント監督は大会後に退任。韓国の英雄である元韓国代表MFパク・チソン氏は、日本同様に韓国もどんどん選手たちがヨーロッパ挑戦をしていく必要があると見解を述べた。韓国メディア「xportsnews」が伝えている。


 韓国はポルトガル代表、ウルグアイ代表、ガーナ代表と同居したグループHで1勝1分1敗の勝ち点4でウルグアイと並んだが、総得点の差で2位となり、決勝トーナメントに進出。ラウンド16でブラジル代表に敗れたものの、たしかな存在感を示した。

 一方の日本は、ドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同居する“死の組”と呼ばれたグループEでドイツとスペインを破ってグループ首位通過。決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表にPK戦の末に敗れて目標とするベスト8には手が届かなかったが、W杯優勝国を2つ撃破する戦いぶりは称賛された。

 日本の京都パープルサンガ(元・京都サンガF.C.)でプロキャリアをスタートさせ、イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドでも活躍した元韓国代表MFパク・チソン氏は、水原ワールドカップ競技場で開催された「JS Foundation才能学生後援金伝達式」に参加した際、日韓のW杯の結果について言及している。

「(韓国と日本のほかに)オーストラリアを含めて3チームがベスト16に進出し、アジアのレベルが上がったことを示した。ただ、我々はもっと多くの選手がヨーロッパに進出しなければならない。欧州でプレーする選手の数を日本と比較すると格差が大きい」

 カタールW杯において、日本は欧州組が26人中19人だったのに対し、韓国はエースFWソン・フンミン(トッテナム)ら8人にとどまった。それだけに、パク・チソン氏は「日本がいい成績を残した背景には、ヨーロッパで活躍する選手たちがいた。我々もより多くの選手がヨーロッパに行ってレベルアップできれば、さらに地力は上がると思う」と語っている。

「我々にはヨーロッパで最高の活躍を見せるソン・フンミン、キム・ミンジェがいるが、すべての選手のレベルが同じくらいに上がってこそ、W杯でよりいい順位を狙うことができる」

 欧州挑戦をしやすい環境に関しては、韓国代表DFキム・ミンジェ(ナポリ)もカタールW杯後に「日本がうらやましい」という発言とともに母国に改善を求めるコメントを残しており、今後の韓国サッカー界の動向に注目が集まる。

FOOTBALL ZONE編集部










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