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 ◇FIFA W杯カタール大会決勝 フランス3―3アルゼンチン(PK2―4)(2022年12月18日 ルサイル競技場)

 サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会決勝が18日に行われ、フランス代表はアルゼンチン代表にPK戦の末に敗れ、34、38年大会のイタリア、58、62年大会のブラジルに次ぐ史上3チーム目の連覇はならなかった。それでもFWキリアン・エムバペ(23=パリSG)がハットトリックを達成して通算8得点で得点王に。パリSGで同僚のアルゼンチンFWリオネル・メッシ(35=パリSG)に勝利は譲ったが、世界最高の輝きを放った。

 前半は完全にアルゼンチンペース。メッシに先制点となるPKを決められるなど、0―2で折り返した。ただ前回王者は後半に入って攻勢を強める。後半35分、エムバペが前半に先制ゴールを決めていたメッシと同じくPKを決め大会6点目。そのわずか1分後に今度はボレーでゴールネットを揺らし、絶体絶命な状況から試合を振り出しに戻した。2―2の同点のまま後半終了。06年ドイツ大会、10年南ア大会、14年ブラジル大会以来となる過去5大会で4度目となる延長戦に突入した。

 そして延長後半にメッシに勝ち越し点を奪われたが、エムバペが延長後半13分にPKを決め、試合はPK戦にもつれ込んだ。

 PK戦でもキッカー1番手を務めゴールを決めたが、2人がPKストップされ、アルゼンチンに4人全員に決められた。

 試合後は天を仰いだエムバペだったが、W杯決勝でのハットトリックは、1966年イングランド大会で開催国のイングランドが延長戦の末に西ドイツを4―2で下して初優勝した際に、FWジェフ・ハーストが3得点したのが唯一。エムバペは56年ぶり2人目の快挙とだった。

 エムバペは前回18年ロシア大会での4得点と合わせ、W杯通算得点を大台に乗せて一気に12とした。フランス代表で通算12得点は、1958年スウェーデン大会で1大会最多記録となる13得点をマークしたジュスト・フォンテーヌ以来2人目。23歳で通算2桁得点はドイツのゲルト・ミュラーらの24歳を抜き、史上最年少の大台到達となった。大会得点王は同国ではフォンテーヌ以来2人目。エムバペは優勝した18年ロシア大会のクロアチアとの決勝でも1得点。W杯決勝で2大会連続ゴールは、1958年スウェーデン大会と62年チリ大会を連覇したブラジルのMFババが達成して以来、60年ぶり2人目の快挙となった。










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