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◇27日 サッカーW杯カタール大会 1次リーグE組 日本0―1コスタリカ(アルラヤン)

 これがW杯の恐ろしさだ。後半36分、吉田が浮き球でつなごうとしたとき、吉田が思った以上にボールが浮いてしまった。疲労が蓄積すると、どうしても体が思うように動かなくなる。わずかなズレを、コスタリカは見逃してくれなかった。守田が懸命にスライディングしたがテヘダに奪われ、最後はフジェルに決められた。後半、コスタリカが放った最初で最後のシュート、そしてこれが今大会初の枠内シュートだった。

 しかし、吉田を責めることはできない。吉田のミスで負けた? それは違う。これだけははっきりと言っておきたい。

 日本は多くのチャンスを作った。しかし、決めきれなかった。残念だったのはゴール前のFK2本を、堂安がけらなかったことだ。あのFKは左利きの位置だ。自信があるなら、「オレにけらせろ」でいい。ドイツでゴールを決めたあと、「おれが決める。オレしかいない」と言っていたではないか。根性があるなら、そう主張すべきだった。

 もう一つ残念だったのは、途中出場の三笘と伊東だ。三笘は後半43分、同48分に左サイドを切り崩し、素晴らしいクロスを入れた。しかし、2回しかない。なぜ、もっとボールを要求しない。さらにいえば、ほかの選手で「もっと三笘を使え」という指示が出せなかったのか。伊東も同様だ。要求が足りない伊東も悪いが、チームとして伊東を生かそうという意識が感じられなかった。相手が何を恐れているのか、それを分かっていなかった。

 ただ、敗戦をいつまでも悔やんでいてもしかたがない。大事なのは、スペイン戦をいかに戦うか。吉田、鎌田、遠藤の疲労度はかなり高い。まずはリカバリー。ゆっくり体と頭を休めること。そして森保監督を信じてブレないこと。ここまで積み上げてきたものをすべてスペイン戦にぶつけること。君たちはあのドイツを破ったのだ。スペイン相手でも絶対にやれる。今こそ一丸になるとき。最後の最後まで、私は森保ジャパンを信じている。(元日本代表)

中日スポーツ










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