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懸命な粘りを見せる中米の雄を前に、サムライブルーの戦士たちも苦戦を余儀なくされた。現地時間11月27日、日本代表はカタール・ワールドカップのグループリーグ(E組)の第2戦でコスタリカ代表と対戦し、スコアレスドローとなった。勝てば決勝トーナメント進出を決められる日本は、序盤から幾度となく攻め入った。しかし、眼前に立ちはだかったコスタリカの守備ブロックをこじ開ける術を見出せずに時間を浪費。そして81分に電光石火の速攻からケイセル・フレールにミドルシュートを決められて先制点を献上。その後も反攻をしきれずに黒星を喫した。完全に主導権を握りながらも、コスタリカが後半に放った唯一のシュートに屈した日本。見事なアップセットを演じたドイツ戦の鋭さを感じさせなかった彼らには、海外メディアも手厳しい指摘がなされている。英公共放送『BBC』のコメンタリーであるコナー・マクマナラ氏は「今日の日本にドイツ戦のような魅力は全くなかった。彼らはすべてがひどく間違っていた」とバッサリ。さらに同局で解説を務めた元リバプールのDFスティーブン・ウォーノック氏は「ゴンダにチャンスは全くなかった」と、権田修一が相手のシュートを弾いた失点シーンを冷静に分析し、こう続けた。「日本にとっては恐ろしい展開だろう。彼らはアイデアを失い、完全に迷子になっているように見える。今に始まったことではないが、クオリティーの低さは致命的だった。とくにサイドからの攻撃には自信がないように見えた」初戦でスペインに0-7と大敗していたコスタリカに屈した日本。現地時間11月30日に行なわれるスペインとの第3戦は、大きな重圧の中での戦いを余儀なくされるが、彼らは決勝トーナメントへの切符を掴めるだろうか。構成●THE DIGEST編集部
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