【欧州・海外サッカーニュース】ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、10日2:30（日本時間）に予定されているセリエA第14節サッスオーロ対ローマの前日会見に出席し、意気込みなどを語った。

ラツィオとのローマダービーを0-1で落とし、6位へと後退したローマ。日本時間10日に敵地でのサッスオーロ戦が控える中、ジョゼ・モウリーニョはダービーでミスを犯し、失点のきっかけを作ったDFロジェール・イバニェスを擁護しつつ、サッスオーロ戦へ意欲を示した。

「イバニェスは常に全力を尽くしてきた選手だ。昨シーズンは他の選手がケガや出場停止でいない時も、彼は1人で頑張っていた。明日は彼と他10名がプレーする。私にとって代えのきかない選手だ」

「サッスオーロ戦では、いつものように敗戦後の反発を期待している。このチームは負けた時に苦しんでしまうが、最終的に何かしらの答えを出すことはできた。昨シーズンのサッスオーロとの対戦は本当に複雑だっただけに、明日は難しい試合なるだろう。だが再び笑顔に戻れるように全力を尽くさなければならない」

続いてローマ指揮官は、移籍の目玉であったFWパウロ・ディバラや主将のMFロレンツォ・ペッレグリーニら主力の多くをケガで失い、厳しい台所事情に悩まされていることを嘆いた。

「直近の試合では、（ヘンリク）ムヒタリアンの代わりに（マディ）カマラが入っただけで、昨シーズンとほぼ同じメンバーでプレーした。我々は苦労して素晴らしい補強をおこなったにもかかわらず、新選手たちがプレーしていない。私だって少しくらい泣きたい」

また、モウリーニョは、FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022に出場するオーストラリア代表からの招集を拒否したことが明かされた、オーストラリア生まれのU-19イタリア代表MFクリスティアン・ヴォルパートについて見解を示した。

「クラブの問題ではなく、個人的な問題だ。ただ、彼はまだキャリアのスタートにいると私は理解している。ローマで出場時間を刻んで成長していかなければならず、成長の過程にある。彼が集中すべきは自身の将来であり、誰かがプロセスを加速させようとしているこの種の決断ではない。このプロセスを急ぐべきではない」

試合情報

サッスオーロ vs ローマ

試合時間：2022年11月10日（木）日本時間2:30

会場：マペイ・スタジアム