スクリーンショット 2022-11-07 14.31.14

スポンサード リンク




 22年ワールドカップ(W杯)カタール大会に出場する日本代表に選ばれたMF三笘薫(25=ブライトン)の評価がうなぎ上りだ。

 今季途中でブライトンの指揮官に就任したイタリア人のデゼルビ監督をして「チームのプレーのクオリティーという意味で、私がブライトンに来てから最高の試合」と言わしめた5日の敵地ウルバーハンプトン戦でも大活躍。

 プレミアリーグ初ゴールを含め、チームの全3点に絡む活躍を見せ、3-2の逆転勝利に貢献した。

 そんな三笘に対する指揮官の信頼は日に日に増している。スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、デゼルビ監督は「私は三笘を信じている。彼には1試合、2試合、3試合と連続でプレーするチャンスを与えたい」と話したという。

 今の調子が続けば3試合連続どころではないという気もするが、デゼルビ監督がどれほど三笘を気に入っているかが分かるコメントだ。

 また三笘ら攻撃陣の好調ぶりは、指揮官の補強戦略にも好影響を与えている。デゼルビ監督は来年1月の選手獲得について「1月にストライカーを補強するつもりはない。ウェルベックもトロサールもそのポジションでプレーできる」と話し、守備面強化のために新たなセンターバック獲得に全力を尽くすと示唆したという。

 デゼルビ監督のサッカーは選手たちが流動的に動き、少ないタッチ数でパスをつないでゴールに迫る攻撃的なサッカー。英デーリーメール紙電子版によると、中央のララーナが司令塔で、三笘らサイドの選手が敵陣深くまで攻め上がり、攻撃時には4-2-4の様な形になるのが特長だという。

 思えば、三笘が日本で所属していた川崎フロンターレも選手が流動的に動き、テンポ良くパスをつないで攻めるのが特長。三笘もデゼルビ監督のサッカーが理解しやすかったのではないだろうか。

 ブライトンは現在6勝3分け4敗の勝ち点21。プレミアリーグ6位につけている。あのチェルシー(7位)やリバプール(8位)よりも上の順位だ。

 今季国内リーグ4位以内に入れば来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場でき、リーグ戦5位もしくはFA杯優勝なら来季欧州リーグに参加できる。手応えをつかみつつあるデゼルビ監督も「我々は確実に来季欧州カップ戦出場を狙いにいく」という。好調時の三笘なら、間違いなくそれらの出場権獲得に貢献できるはずだ。

 【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)










スポンサード リンク

ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログへ