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 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本代表26人中、海外クラブでプレーする選手は20人となり、7度目のW杯で最も高い比率となった。


 「海外組」の数は右肩上がりだ。初めてW杯に出場した1998年フランス大会は22人全員がJリーグ所属だったが、同大会後に中田英寿がイタリア1部(セリエA)のペルージャに渡ると欧州移籍が加速。2002年の日韓大会は、当時イタリアのパルマ所属だった中田ら23人中4人が海外クラブ所属となった。

 06年ドイツ大会の海外組は6人。4人へと減った10年南アフリカ大会だが、この時のメンバーはW杯後に次々と欧州に移籍。14年ブラジル大会は23人中12人と半数を超え、18年ロシア大会は23人中15人を占めた。

 森保一監督体制となった20年10月のオランダ遠征は、初めて海外組だけでメンバーを編成した。新型コロナウイルス感染予防のため、帰国後に2週間の隔離が必要なJリーグ勢の招集を見送ったためで、25人全員が欧州のクラブ所属となった。

 20代前半から欧州で活躍する選手も増え、その存在は大きな力になる。森保監督はW杯メンバー発表前の9月のドイツ遠征で、「強度や、縦にできるだけ速くという世界のスピード感の中、そういったスタンダードがより浸透していくのはうれしい」と語っていた。

 国内組は過去最少の6人となったが、36歳の長友佑都(FC東京)、33歳の権田修一(清水)、32歳の酒井宏樹(浦和)は長年、欧州でプレーした。大半が欧州でもまれた選手たちは、新たな日本サッカーの姿を見せられるか。【木村敦彦】










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